*第7話* ページ9
あなたside
付き合ってから一週間後。
今日は、雨が降っていた。
あなた『シルクくんおはよ』
シルク「はよー」
あなた『眠そうだね』
シルク「今日は寝みぃ日。つかさ…」
あなた『…ん?』
シルク「お前具合悪いだろ」
あなた『…え、大丈夫、だよ?』
シルク「嘘つけ」
あなた『…本当に、大丈夫、だから…』
私の意識はそこでなくなった
雨の日、私は毎回と言っていいほど頭痛に襲われる
そして、今日はたまたま女の子の日2日目
最悪なコンディションの中、学校に行っていた
目を開けると白い天井
保健先生「あら、起きた?」
あなた『せんせ、私…』
保健「貧血と頭痛で倒れて、シルクくんが運んでくれたのよ」
あなた『…え、?』
保健「頭痛薬飲んだの?」
あなた『今日は朝起きて飲んだけど全然効かなくて』
保健「そっかぁ。」
ガラガラガラ
保健「丁度いいところに!先生会議だからあとお願いね?」
シルク「うぃーす」
あなた『(合わせる顔がないよおおお)』
シルク「おい」
あなた『…はい』
顔が見れずに布団を被ったのに
すぐ剥がされた
シルク「なんですぐ言わねぇんだよ…」
あなた『…ごめん、心配かけたくなくて』
シルク「俺、めっちゃ心配した。お前がいなくなっちゃうんじゃないかって。顔白くて、本当に…」
シルクは泣いている
大好きな彼を私は泣かせてしまった
あなた『頭痛持ちなの言ってなかったし、貧血気味なのも言わなかったもんね、ごめんね』
そう言って抱きしめた
シルク「もっと俺を頼ってくれよ。お前のことはぜってぇ守るからさ」
あなた『ふふ、ありがとう』
シルク「帰りはラーメン奢ってくれよな!」
あなた『仕方ない、奢ります←』
シルク「教室で待ってるからな」
あなた『シルク、ありがとう、大好き』
シルク「俺もだ」
"シルクくん"って呼んでるのを"シルク"って呼んだ
慣れないもんだね←
何ラーメン食べようかな
私の頭の中は、いま
シルクとラーメンでいっぱいです(笑)
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作者名:のどか | 作成日時:2018年5月25日 23時