向日葵【Fischer's】【シルクロード】 (ページ7)

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＊第５話＊ページ7

あなたside

教室に戻るとシルクくんに話しかけられた

シルク「体調悪いのか？」

あなた『え？大丈夫大丈夫！』

シルク「…ならいんだけどよ」

あなた『ん？』

シルク「あんま、無理してほしくねんだよ」

あなた『辛かったら頼るから、その時はお願いね』

シルク「任しとけ！」

やっぱりシルクくんのことが好きだなって

この人を好きになって本当によかったって

心からそう思えたんだ

竹田(はーい、席について。体育会の委員決めたいと思います)

シルク「はいはい、俺やります！」

すごいなぁ、シルクくんは

なんて考えていたら…

シルク「女子はAで！」

あなた『…へ？』

シルク「いいよな？ﾆｶｯ」

竹田(Aさんいいですか？)

あなた『あ、じゃあやります。。』

なぜシルクくんは私を選んだのだろう

期待しちゃうじゃんか…

こちらを見てシルクくんは

ごめんなって口パクで謝ってたっけ

竹田(放課後、委員会あるので2人で行ってくださいね)

あなた・シルク「「はーい」」

竹田(あとは種目とか決めておいてくださいね。委員さん前に出て司会進行お願いします)

シルク「司会とか俺やっからさ、黒板頼んでいいか？」

あなた『うん』

シルク「じゃあ、決めまーす！」

シルク「これやりたい人！」

生徒1(はいはい！！)

あなた『(待った、背が低くて高いところ書けない…)』

シルク「貸してみ？」

あなた『え？』

私より背の高いシルクくんは

私が書けなかったところに書いてくれた

あなた『ありがとう！』

シルク「どーってことねぇよ」

種目も決め終わり、授業も終わった

あなた『あの、シルクくん！』

シルク「ん？どーした？」

あなた『さっきはありがとう！』

シルク「礼なんていらねぇよ！」

あなた『…お礼と言ってはなんだけどこれ食べて？』

シルク「これって、？」

あなた『昨日作ったのクッキー、シルクくんに食べて欲しくて』

シルク「嬉しい、ありがとな」

そう言って君は、頭を撫でてくれた

あなた『…ねぇシルクくん』

シルク「ん？」

あなた『シルクくんはさ…好きな人とかいるの？』

シルク「え？」

あなた『ごめん！なんでもない！』

がしっ

シルク「好きなやつ、いるよ」

あなた『そ、そうだよね』

シルク「？」

きっと今の私は泣きそうな顔をしているだろう

好きな人いたんだ

あぁ、これが"失恋"なんだ

ごめんねシルクくん