向日葵【Fischer's】【シルクロード】 (ページ11)

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＊第９話＊ページ11

あなたside

シルクに放課後カラオケ行こうって誘われて

向かっているところ

もちろん手は繋いでるよ

A『ねぇねぇ』

シルク「あ？」

A『何歌うの？』

シルク「なんだろーなー」

A『ココロオドルとか？』

シルク「あの歌大好きだわ」

A『私も好きなんだよね、あと愛しい人へとか』

シルク「わかる！でも、普段洋楽しか聴かないんだよな」

A『洋楽は癒しだよ癒し』

シルク「洋楽ったら誰聴くんだ？」

A『Taylor Swiftとか、色々？』

シルク「定番だな笑笑」

そんなこんなでカラオケについて

レジを済ませようとしたとき

？「シルク？」

シルク「あ？」

？「やっぱり！シルクだー！」

シルク「え？」

？「忘れたとは言わせないぞぉ、元カノだよバカ」

シルク「あ、お前か笑」

？「懐かしいなぁ、元気？隣の子は？」

シルク「元気だわ笑俺の彼女、Aってんだ」

元カノさんと遭遇

アルバイトしてるみたい

私より仲いいのかな…

嫉妬するなんて心狭いな、わたし。

？「彼女さん！はじめまして！元カノのりんです」

A『はじめまして、Aです』

りん「仕事戻るから楽しんでねぇ、彼女さんちょっといいかな？」

シルク「わり、サンキューな。呼んでるぞ？」

A『え？あ、はい』

りん「ねぇ」

A『はい』

りん「シルクの彼女だからって調子のんなよ？」

A『調子乗ったことないですよ』

りん「言わせてもらうけど」

りん「あんたは愛人だよ？シルク今、私と付き合ってるの、わかる？愛人だなんて可哀想だけど、シルクと私のこと邪魔すんじゃねぇよ？」

りん「どーせすぐ捨てられるってあんたみたいな子。知ってるよ、あんたの親の話。テロで死んだんだっけか。ざまぁよね」

なぜ、この子が私の親の話を知っているのだろうか

怖かった

でも、頷くことも出来ず

シルクを信じることも出来ず

泣きたかった

その場から離れたかった

りん「最後にいうけど、別れたら？シルク、あんなのこと嫌いらしいし、悪口言ってるよ～」

A『…そう、ですか』

りん「じゃ、仕事だからまたね～」

シルクとカラオケのはずが

私は [体調が悪い] そうLINEして

泣きながら帰った