STORY 40 ページ40
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そう連れて来られた場所は洋食屋さんだった
N「オシャレな所で食べてんだね」
S「そう？？」
N「俺はファミレス通いだよ？」
S「じゃあ！俺がいろんなところ連れてってあげる！！」
すっごいキラキラした笑顔でそう言われ俺もつられて笑う
N「うん、楽しみにしてる」
S「楽しみにしてて！でさ、ここのハンバーグちょー美味いんだよ！」
N「ホント？俺、ハンバーグ好きなんだ」
S「よっし！」
翔ちゃんは自分の事のように嬉しそうにする
翔ちゃんって自分が計画立てて喜んでる相手を見るの好きそうだよなぁ
俺は計画立てるのとか嫌いだから俺と翔ちゃんが付き合ったら最高の組み合わせじゃんと密かに思った
S「ニノとお昼って初めてだよね？」
N「確かに…」
S「ちなみに松本くんとはお昼食べたことあるの？」
N「ないよ。さっき誘われたけど断った」
S「そっか」
ふふっ、可愛いなぁ
俺ダメだな。翔ちゃんと一緒にいると可愛いとしか思ってないかも。
S「ん？何？」
N「ううん。気にしないで」
翔ちゃんとたわいもない話をしていたら店員さんがハンバーグを持ってきてくれた
N「おぉ」
S「な！旨そうでしょ？」
N「かなり美味しそう」
食べて食べてと言わんばかりに俺をじっーと見てくる
俺、誰かに感想を求められるのあんまり好きじゃないけど翔ちゃんだったら何故か答えてあげようって思う。
N「あ…ちょー美味い！」
ハンバーグはホントに美味しくて素直に感想が出た
俺の反応を見て翔ちゃんはホッと安心して自分もリスみたいに口にほうばって食べだした
S「あ〜！やっぱうめぇ！」
N「さすが翔ちゃん。俺この味好きだよ」
S「良かった…連れてきたけどあんまりだったらどうしよって不安だったんだ」
N「あれだけ推してたのに？」
S「うんww」
N「ははっww凄い美味しいよ」
ホント嬉しそうな顔するよなぁ
嬉しそうな顔して美味しそうにハンバーグを食べる翔ちゃん
なんか翔ちゃんって見てて飽きない
N「翔ちゃん」
S「ん？」
N「付いてる」
S「え、どこ？」
N「ここ」
俺は翔ちゃんのほっぺに付いてるデミグラスソースを自分の指で拭って翔ちゃんに見せた
N「ゆっくり食べなよ〜」
S「あ、ゴメン」
ティッシュを渡そうとする翔ちゃんを無視して俺はそのデミグラスソースを舐めた
S「なっ」
N「もったいないじゃん」
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作者名：かずにゃん
| 作成日時：2016年5月22日 0時
