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＿4月3日
今日は、アナハイムのエンゼルススタジアムでの初戦。
この休みは、本当に球場と自宅の往復しかしていない。
どんだけ翔平が好きなんだよ。
って自分でもツッコミたくなるほどだった。
しかもサングラス変装スタイルは、以外にもバレないことが分かった。
だから心置きなく今日も翔平のユニフォームを着て、観戦している。
そして今日は、心強い友人も一緒だった。
小「いや〜、、、あいつもメジャーでも絶好調じゃん」
『ね〜(笑)』
小原くんが仕事の関係で、偶然アメリカに来ていたのだ。
今日は休みらしく一緒に翔平の試合を見に来た。
試合開始1時間前、携帯がメッセージを受信した。
翔平：A、どこにいる？
そのメッセージに外野にいるよと返す。
秒で既読が付き、
翔平：じゃあ、ホームラン打つからボール持って帰ってきてよ。
できるわけがない。
本来であればそう思う文章なんだけど、、、
翔平から来たメッセージを小原くんに見せる。
『ねえ、こんなこと言ってるんだけど(笑)』
小「あいつならやりかねないね(笑)…Aちゃん、俺グローブ持ってきたから大丈夫。あいつの球、取り慣れてるから任せて(笑)」
『…がんばってね(笑)』
翔平は、今日も指名打者として出場した。
迎えた最初の打席。
小原くんと祈るようにその姿を見つめる。
小「『打った……』」
翔平は、ピッチャーの投げた球をしっかり捉え、
メジャーリーグで初めてのホームランを放った。
そして信じられないことに、その球は、
隣の小原くんのグローブの中にすっぽり収まってしまった。
小「え、、、こわいこわいこわい、、、、いや、こわいこわい」
『・・・・・・・』
翔平は見事に１時間前の宣言を有言実行したのだ。
正直、ここまでくると驚きよりも怖さが勝ってしまう。
盛り上がる会場をよそに、わたしと小原くんは開いた口を閉じることができなかった。
試合終了後、翔平から少し待つように言われていたわたし達は、
車の中で彼からの連絡を待っていた。
ポケットに入れていた携帯が震える。
新規メッセージを受信しましたの文字が浮かび上がった。
そこには、とある建物の住所が。
アナハイムの‥‥場所的に翔平の家かな。
『ねえ、翔平から家の住所が送られてきたんだけど‥‥』
運転席の真後ろ、後部座席に座っている小原くんに声をかけた。
小「お、いこーぜ」
ひとまず送られてきた場所に小原くんと向かうことにした。
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まち(プロフ) - 切なすぎます。更新楽しみにしてます (2023年4月8日 23時) (
レス) @page50 id: 6ba1d4a17e (このIDを非表示/違反報告)
るる - こちらのお話が大好きです！次の展開も楽しみにしてます！！ (2023年4月8日 10時) (レス) id: c1f7251b5b (このIDを非表示/違反報告)
chika0811ab(プロフ) - 泣きました。素敵なお話し本当にありがとうございます。続編気長に待ち続けます。 (2023年4月7日 23時) (レス) @page45 id: 43f90433e5 (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - 高校卒業のときに渡した花束より本数も増えて込められた気持ちも強くなってより泣けました😢 世間の目や彼を思った夢主の行動がかっこよすぎる…✨続編も楽しみにしてます！ (2023年4月7日 22時) (レス) id: 0d70f41477 (このIDを非表示/違反報告)
ぴんく(プロフ) - 番外編も最高すぎです😭続編気長に楽しみにしてます！ (2023年4月7日 21時) (レス) @page50 id: a93e51db73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々
| 作成日時：2023年3月28日 17時
