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翔「何が物足りないのか答えが見つからなくてずっと考えてた。けど、Aがホテルに駆けつけてくれた日、やっと分かった」
『･･･なんだったの？？』
翔「俺、ずっと自分の夢の為に野球をやってると思ってた。でも違った。･･･試合に勝った時、翔平おめでとうって嬉しそうに言ってくれたり、応援歌覚えてきて励ます為に歌ってくれたり、、、(笑)」
『･･･もう(笑)』
翔「･･俺は、Aの為に、Aに喜んでほしくて野球してるんだって気付かされた」
翔平の言葉は、わたしの心の中を温かくしていく。
翔「遅くなってごめん」
翔「･･･A、俺たち幼馴染やめよっか？」
ずっと待ってた言葉に、
涙が溢れてしまい答えることができない。
翔「ふはは、泣きすぎ(笑)」
『だって･･･(泣)』
翔「A、俺の彼女になってください」
大きく頷き、そのまま翔平に抱きついた。
『ずっと待ってた。ずっとずっと･･･もう何回も諦めようと思ったんだからね』
翔「信じてくれて、待ってくれてありがとう」
『･･･大好き。翔平のことが、すっごくすごく好き』
翔「照れるわ///(笑)･･･俺もAのこと大好きだよ」
自然と重なる視線。
コツンとおでこと鼻先がぶつかり
お互い目を瞑る。
その先の温かい感触はあの頃と何一つ変わらない。
とても優しいものだった。
自分の好きな人と同じ気持ちになれるのは、
こんなにも幸せなことだったんだね。
このまま時間が止まればいいのにって思った。
翔「A、ごめん。･･･俺やっぱり･･･」
唇を離し、そう呟く。
言わなくても分かる言葉の先。
『いいよ。･･･翔平なら何も怖くない』
その言葉が合図かのように
簡単に持ち上げられて
運ばれるベットの上。
翔「･･･愛してる」
甘いセリフと同時に
噛み付くようなキスが降ってくる。
翔平に触れられるたび、心臓が飛び出しそうになる。
何度もお互いの名前を呼び、抱き合う。
こんなにも優しい痛みがあるなんて知らなかった。
月明かりに照らされ、
ゆっくりと二人は一つになった。
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まち(プロフ) - 切なすぎます。更新楽しみにしてます (2023年4月8日 23時) (
レス) @page50 id: 6ba1d4a17e (このIDを非表示/違反報告)
るる - こちらのお話が大好きです！次の展開も楽しみにしてます！！ (2023年4月8日 10時) (レス) id: c1f7251b5b (このIDを非表示/違反報告)
chika0811ab(プロフ) - 泣きました。素敵なお話し本当にありがとうございます。続編気長に待ち続けます。 (2023年4月7日 23時) (レス) @page45 id: 43f90433e5 (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - 高校卒業のときに渡した花束より本数も増えて込められた気持ちも強くなってより泣けました😢 世間の目や彼を思った夢主の行動がかっこよすぎる…✨続編も楽しみにしてます！ (2023年4月7日 22時) (レス) id: 0d70f41477 (このIDを非表示/違反報告)
ぴんく(プロフ) - 番外編も最高すぎです😭続編気長に楽しみにしてます！ (2023年4月7日 21時) (レス) @page50 id: a93e51db73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々
| 作成日時：2023年3月28日 17時
