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少女の話 ページ7

Side 産屋敷


皆が楽しく騒いでいる中、Aは一人静かに帰って行った。

…しかたのないことかもしれないね。


「皆……」

私が口を開くと、すばやく頭を垂れる柱達。

「少し、話しておきたいことがある。」

蜜璃がなんのことかと首をかしげる。

「Aのことについてだ。」

そう言って私は、私の知る限りの彼女の話をした。


ーーーーーーーーー


Aは、親に恵まれなかった。


毎日、毎日、Aの親は彼女を罵り、傷つけた。

「お前は私の子ではない」「役立たず」と、

それでもその親達が全てだったAは、

「役立たず」と言われないように、いろいろなことを学んだ。

様々なことを身につけた。

体術、舞踊、医学、天文、経済

親は何かを習わせてくれるなどしなかったため、Aは一人、街にでて本を盗み学んだ。

Aは6歳だった。

それから、二年の時が流れて、Aは私の前に現れた。


彼女は、私を『殺しに来た』と言った。

驚いたよ、鬼殺隊が総出で隠している屋敷の存在をAは一人で探し当てたんだ。

「なぜ、私を殺しに来たんだい?」

月の下に現れた儚く美しい少女。

「お父様のため。」



「君の父のため?それはどういうことだい?」

Aは少し躊躇いを見せ、口を開いた。

「…非政府組織【鬼殺隊】。
 父にその親玉を殺して来い、そう言われた。」

幼い娘に人を殺してこいと命令する者を親と言うA。

「そうか…だが、君に私は殺せないよ。」


「なぜ。」


「鬼殺隊を舐めてはいけないよ。
 ーーーーそうだろう?」

私がそう言うと、襖が開き、隊士が入ってくる。

「鬼殺隊を探っている者がいるのは、薄々わかっていたよ。」

Aが、懐から刃物を取り出す。


「なるほど…」

隊士とAの戦いが始まった。
Aは体術に長けていた。
だが、隊士達は鬼を相手に戦っている、癸と言えど一般人相手に負けはしない。

隊士の一人がAを気絶させて戦いは終わった。



寝不足だったのか、Aは2日起きなかった。

Aが目覚めた日、私は彼女に言った。

ーーーー鬼殺隊に入らないか?

Aは驚いた様子だったよ。

少し考えて、Aは、

「入る。」 と言った。

それから彼女は一年のうちに呼吸を習得し、入隊試験にも合格した。
そして、鬼殺隊入隊から一年で柱の一つ下の階級。甲にまで登り詰めた。

それから四年彼女は鬼殺隊員として力を振るってくれていたんだ。

柱の話→←鬼殺隊最強の剣士



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作品ジャンル:アニメ
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絵理奈(プロフ) - 明菜が夢主に罪を負わせますね、刀キャーとか嫌がらせされたとか身体が痣だらけだとか。 (2020年2月3日 18時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
ちーかま(プロフ) - 和美さん» ありがとうございます。めちゃくちゃ元気でました!!更新頑張ります! (2020年1月8日 21時) (レス) id: b10489591d (このIDを非表示/違反報告)
和美(プロフ) - 最高の作品ありがとうございます!夢主ちゃんが早く幸せになって欲しい…大好きです!(((殴 更新頑張ってください! (2020年1月8日 11時) (レス) id: 02d0844636 (このIDを非表示/違反報告)
ちーかま(プロフ) - www(アメーババババ)さん» わぁ!ありがとうございます!更新頑張ります( ー`дー´)キリッ! (2019年12月1日 19時) (レス) id: b10489591d (このIDを非表示/違反報告)
www(アメーババババ)(プロフ) - 好きです!(唐突)更新頑張ってください!! (2019年12月1日 17時) (レス) id: 9fbd33347e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちーかま | 作成日時:2019年12月1日 5時

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