小吹 ページ38
Side ……
Aの屋敷に向かった宇髄、胡蝶、冨岡を除いた柱達、6名。
「あれ、あの鴉、今日はいないんだ。」
時透が、屋敷の上を見てそうつぶやく。
「……Aは居るのか?」
そう言って、屋敷へと入っていく悲鳴嶼。
それに続いて、不死川、伊黒も中へと入る。
「ちょっと、勝手に…、…」
ぶつぶつとつぶやきながら時透も続く。
「見て下さい!あそこの魚は綺麗ですよ!」
「よもや!きれいだな!」
煉獄と甘露寺は、湖にいる魚で盛り上がっていた。
屋敷に入るが、Aの気配はなく、ただ屋敷は静まりかえっていた。
「いねぇナァ…」
「どこいったんだろう…」
「ふむ…どうしたものか。」
四人が路頭に迷っていたそのとき、
「カァー、カァー!
A、A、イルカ!?」
Aの鴉が帰って来た。
「Aの鴉か…」
伊黒がつぶやくと、それに鴉が反応した。
「!!、蛇!蛇!
Aはドコダ!」
「ここにはいない。」
バタバタと羽を動かす鴉。
「連絡!連絡!
冬野家ハ、危険!危険!」
「…?何を言っている…?」
「冬野家、Aノ命令デ、調査シテタ!」
その言葉に、柱四人はとても驚く。
ただの鎹鴉が、そんなこと、できるのかと…
「それで、なにが分かったの?」
時透が鴉に聞いた。
「Aノ親、A、殺ソウトシテイル!
妹ガ鬼殺隊に来タノモ、罠、罠!」
バサバサと羽を動かして叫ぶ鴉。
「まさか…実の娘だぞ?殺すのかァ?」
「ねぇ、もしかしてA、浅草の、冬野家に、行ったんじゃない?」
「その可能性が高いな……」
もうすぐ、夕暮れ。
夜になれば、皆、任務がある。
だが、四人の思いは話し合わずとも同じだった。
「Aのもとに…行く。」
悲鳴嶼が、三人の顔を見ながら言う。
それに、三人はこくりとうなずいた。
「煉獄、甘露寺、冬野家に向かう。」
湖にいた二人にも事を説明し、柱六人で、浅草にある、冬野の家に向かった。
145人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
絵理奈(プロフ) - 明菜が夢主に罪を負わせますね、刀キャーとか嫌がらせされたとか身体が痣だらけだとか。 (2020年2月3日 18時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
ちーかま(プロフ) - 和美さん» ありがとうございます。めちゃくちゃ元気でました!!更新頑張ります! (2020年1月8日 21時) (レス) id: b10489591d (このIDを非表示/違反報告)
和美(プロフ) - 最高の作品ありがとうございます!夢主ちゃんが早く幸せになって欲しい…大好きです!(((殴 更新頑張ってください! (2020年1月8日 11時) (レス) id: 02d0844636 (このIDを非表示/違反報告)
ちーかま(プロフ) - www(アメーババババ)さん» わぁ!ありがとうございます!更新頑張ります( ー`дー´)キリッ! (2019年12月1日 19時) (レス) id: b10489591d (このIDを非表示/違反報告)
www(アメーババババ)(プロフ) - 好きです!(唐突)更新頑張ってください!! (2019年12月1日 17時) (レス) id: 9fbd33347e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちーかま | 作成日時:2019年12月1日 5時