新たなる柱 誕生 ページ3
「…着いた。割と近かったな。」
私は、鬼殺隊本部にやってきた。
すると、中から隠の人が出てきて、部屋へと案内さる。
「ここでしばらくお待ち下さい。」
そう言うと隠の人はどこかへ行ってしまう。
一人で待つのは、嫌いだ…
つまらないし、
しばらくすると、襖が開きお館様があまね様に付き添われて部屋へと入って来た。
「待たせたね。A。
再びこうやって会うことができて嬉しいよ。」
私の正面までやってくると、お館様は微笑みながらそういった。
「お館様も、お元気そうでなによりです。」
本当は、もっと長ったらしい挨拶があるようだが、私の挨拶はいつもこうだ。
長いの覚えられないし…
「Aもいつも通りのようで安心したよ。」
そう言ってクスリと笑うお館様。
「…今日は、何の用で?」
何故だか少し恥ずかしくなって、照れ隠しにお館様に話を促す。
「そうだったね。
まずは、用件を言ってしまおうか…」
お館様の言葉を待つ。
「A、君を新しい柱に任命することにした。」
その言葉に目を見開く。
……、
私が、柱?
「…正気ですか?
私を柱にするなんて…」
思わずそんな言葉が飛び出す。
「勿論だよ。君は既に柱になり得るだけの力を持っている。鬼の討伐数もかなりのものだ。
そろそろ、柱になってはくれないか?A」
私は、柱になっていい人間ではない。
なんでそんなこと言うんですか?
お館様に頼まれたら、断りたくなくなる…
そろそろ、か、
「本当に、私でいいのなら。
やらせてください。」
本当に私で、いいの?
「勿論だよ。
Aは今日から【
その力で、人々を鬼の手から守ってくれ。」
「御意。」
お館様の言葉が、私の心を震わせる。
ーーーーーー雪柱 冬野A。
若干八歳で刀を握り、鬼殺隊に入隊した女剣士。
十歳で階級:甲に登り詰め、十三歳にて、柱にまで到達した者。
今ここに、新たなる柱が誕生した。
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絵理奈(プロフ) - 明菜が夢主に罪を負わせますね、刀キャーとか嫌がらせされたとか身体が痣だらけだとか。 (2020年2月3日 18時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
ちーかま(プロフ) - 和美さん» ありがとうございます。めちゃくちゃ元気でました!!更新頑張ります! (2020年1月8日 21時) (レス) id: b10489591d (このIDを非表示/違反報告)
和美(プロフ) - 最高の作品ありがとうございます!夢主ちゃんが早く幸せになって欲しい…大好きです!(((殴 更新頑張ってください! (2020年1月8日 11時) (レス) id: 02d0844636 (このIDを非表示/違反報告)
ちーかま(プロフ) - www(アメーババババ)さん» わぁ!ありがとうございます!更新頑張ります( ー`дー´)キリッ! (2019年12月1日 19時) (レス) id: b10489591d (このIDを非表示/違反報告)
www(アメーババババ)(プロフ) - 好きです!(唐突)更新頑張ってください!! (2019年12月1日 17時) (レス) id: 9fbd33347e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちーかま | 作成日時:2019年12月1日 5時