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連れ去りホワイトデー?!-srf- ページ10

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『セラフくん』



「あ、先輩。久しぶりっすね」



『久しぶり〜。…また背伸びた?』



「よく分かりましたね!1.5cm伸びました」



『おっきいなぁ〜!笑』



「そろそろ先輩の首もげるんじゃないか心配だけど」



『言いすぎ!まだ大丈夫ですから!』



「まだって笑 これからなるみたいな言い方笑」



『そんな巨大人間セラフくんにバレンタインデーのお返しをと思いやって来ました』



「あぁ、ありがとうございます。そっか、今日ホワイトデーだもんな」



『もっと成長するようにこれをプレゼントします』



「なんだなんだ?……なにこれ、プロテインセットじゃん」



『バスケ部で最近熱心に練習してるセラフくんを見かけて思いつきました!どう?』



「なんか、これを言うのもなんだけど、A先輩っぽいっすね笑」



『ん?なんだそれ、褒めてるか?んん?』



「ごめんなさいごめんなさい笑 褒めてはいるけどチョコとかではないんかーいっていう意味でね」



『だってもらった手作りチョコがクオリティ高すぎてさあ!下手なチョコあげられないよ!』



「市販でも良かったのに」



『いや!手作りは手作りで返さないと!作ってないけどね!』



「どんな理由だよ笑 嬉しいけど笑」



『良かった〜、ちゃんと身になるものあげといて』



「…先輩、これだけじゃないっすよね?」



『えっ?』



「まさかこれだけなんて言わせませんよ?」



『いや、これだけなんだけど…』



「もう1つご褒美くださいよ、後輩からのおねだりです」



『えぇー?ご褒美?んー…何でもするからしてほしいこと言ってみて?』



「あ、今なんでもするって言いましたね?」



『いや、やっぱ言ってない。なんか怖いこと言われそう』



「もう遅いっす、笑 じゃ、失礼して」



『え、えっ、え!?ちょっ、なになになに!!』



「おいしょー!1回先輩にやってみたかったんですよねー、お姫様抱っこ。てか軽っ」



「何事?!セラお何してんの?!」



「ひばの真似」



「俺の真似??」



「怪盗ごっこ」



「はぁ?!」



「先輩は俺が頂いたぜ!」



「あ!おいセラ待て!!俺の真似すんのもましてやせんぱい奪うのだけは禁止って俺たちのルールだぞ!!」



そしてスタスタ歩くセラフくんが私にこう言う。



「ねぇ先輩。先輩のこと、独り占めしちゃだめですか」





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作者名:白い月 | 作成日時:2023年2月16日 2時

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