ぱぱさん日記 2冊目 JW黄 赤

#67 ページ31

黄「もう大丈夫……」






いったいどれだけの時間が過ぎたのか俺には
わからない。ただ、とにかくその時間は長かった。その間、ずっと大毅は抱きしめてくれていた。ひたすら抱きしめてくれて、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」って。







自分、なにしてるんやろ…









もうだいじょうぶなん？と、そっと顔をあげた
大毅の目からはボロボロ涙が零れる。









赤「えへ、だいき、ぱぱのぶんもいっぱいないた。」








なんて笑う大毅をもう1回抱きしめ









「ご飯食べよっか！」そう雰囲気を変えるため
に聞くと、おん！と元気な声が聞こえて。









幸せやな、自分。









黄「何食べたい？」









赤「ぱぱ！」









黄「それ遠まわしに『明太子』って言いたいんやろ。」









赤「いや、たらこ！」









黄「どっちでもええわ」









赤「らーめん、らーめん！」









黄「おけおけ、作るから待っとってな？」









あいしー！となぜか英語を話しだした大毅。









(I see. ：なるほど、わかった みたいな？)









テレビを付けたと思いきや、録画ボタンを押しレインボーヒーローを見だした大毅。

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