Last resort ・・・30 ページ32
治side
角名のそれだけ?と言う言葉に全員が疑問を抱いた。
それだけ?いや、それだけ?じゃないやろ。
信じてた仲間がこんな事してたなんて、
普通なら驚いたり、信じないとか言うはずやろ。
北上「どういうことですか……?」
角名「北上は皆になんて言ったの?」
北上は説明をした。
あの時と同じで一方的にAが悪いような言い方。
それを聞いた角名は何処か悲しそうな表情をした。
え、何がどういうことなん?
北上の言ってることは合ってる。
Aだって信じたくないけど自分で認めた。
角名はどうしてそんな顔をするん?
角名「俺さ、北上の事も信じてたんだよね。
Aを
「「「「は?/え?」」」」
角名の口からは俺らの知らないことが出てきた。
階段から突き落とした?俺らは聞いてない。
違うよね?と願いながら北上の方に視線を向けると、
北上「どうしてそれをっ、」
顔面蒼白で少し震えてた。
俺の願いは簡単に裏切られた。
角名「俺あの時見てたから。」
見てた?そう言えば角名お昼どっか行ってたもんな。
じゃあ北上は嘘を着いたという事なん?
いやでも、Aは自分で認めた。
北上「そうだったんですね。
もう角名先輩のせいで台無しですよ、
A先輩がいい引き立て役になってくれたのに。」
その言葉に俺は怒りが沸いた。
それは勿論侑や銀、殆どの人が顔を歪ませた。
1番怒ったのはやっぱり角名やった。
角名「ふざけんなよ、お前のせいでAは、」
北上「それは違いますよ。
私は何も言ってないし、やってもない。
先輩がああ言う人間だからです。
私が愛されてるのを見て1人じゃないのに勝手に1人って思って。
黙っていれば我慢してればよかったんです。
そうすれば居場所は無くなら無かったかもしれないのに。」
可哀想な人間ですよね、って北上は鼻で笑った。
北上「私も先輩も一緒です。
バレーには興味がなくて、部員に興味があった。
貴方たちが嫌う愛され目的で入ったんです。」
バレちゃったものはしょうがない、
そう言いながら北上はこの場を去ろうとした。
角名「ちょっと待ってよ」
角名は北上の腕を掴み引き止めた。
北上「なんですか?」
角名「なんで階段から突き落としたりしたの?」
北上「それは……」
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ヲタク - 面白かったです‼角名りんオチサイコーでした(*´꒳`*) (2022年12月29日 0時) (レス) @page49 id: e2062574ee (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑(プロフ) - ゆうさん» 初めましてです!最後まで読んでくださるなんて、、、凄く嬉しいです(T_T)こちらこそ読んでくださりありがとうございます! (2020年12月6日 19時) (レス) id: cd57ad852b (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑(プロフ) - くまゆかさん» こんばんは!読んでいただきありがとうございます!日向翔陽の方更新できてなくてごめんなさい!あっちから来てくださりありがとうございます! (2020年12月6日 19時) (レス) id: cd57ad852b (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - はじめまして!この小説、まだ途中しか読んでいないのですが、途中で泣きそうになりました。夢主の思ってることが凄い現実的で、感情移入してしまいました!最後まで読んできます!すてきな作品、ありがとうございます! (2020年11月30日 17時) (レス) id: 5b49601941 (このIDを非表示/違反報告)
くまゆか - こんにちは!日向翔陽義妹いるんだってからこさしてもらいました (2020年10月1日 19時) (レス) id: 0a5d1e7901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏蜜柑 | 作成日時:2020年5月30日 8時