[ツイステ]のろまなタコくん。[アズール･アーシェングロット] (ページ6)

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のろまが5匹ページ6

『え！？あっ！あの！ごめんね！やっぱりわかんなかったよね！えっと！ご、ごめん！泣かないで！』

ど、どうしよう！泣かせちゃった！

慌てる私にタコくんはブンブンと否定するように首を振り

「違う…！ただ、嬉しかったんだよ…僕今まで友達とか出来たことなくて…綺麗なんて褒められのもはじめてで…嬉しくて…ありがとう…！」

『じゃあ、タコくんの友達1号だね！』

とんとんとタコくんが落ち着くように背中を撫でてあげた時タコくんは私の手を振り払わなかった。

『あ！タコくん名前はなんて言うの？』

しばらくして落ち着いたタコくんに名前を聞くと

「ぼ、僕の名前はアズールだよ。アズール･アーシェングロット」

アズール…名前まで綺麗なんだなぁ。

呑気に感動していると

「えっと…Aさん…だよね？」

え！？なんでアズールくんが私の名前知ってるの！？

「あ、その。Aさんは学校のろまが人気者だから知ってて当然だよ…ご、ごめんね。僕なんかに名前知られてるの気持ち悪いよね…」

私の心の声が通じたのか、慌ててアズールくんは弁解はしだした。

『気持ち悪い訳ないよ。逆に嬉しい！私の事はAって呼んで！』

「！？呼び捨てでいいの？」

なんで、アズールはそんなに自己評価が低いんだろ…こんなに綺麗なのに

『友達なんだから当たり前じゃん！よろしくね！アズール！』

「う、うん！よろしくね…！A！」

この日から私たちは友達になった