四十七輪目 ページ5
Aside
「よし、これで大丈夫かな」
部屋に置き手紙を一枚残して出てきた
だって……バレたらなにかと面倒くさくなるし
まぁ、一日くらいなら良いよね
私は小さい頃の癖で、空を見上げて天気を確認する
今日は……雲一つない晴れかぁ。少し考えてみる
敦くんと久しぶりに遊ぶ日なんだもん。ぴったりの天気だね
敦くんとの楽しい思い出いっぱい作っちゃおう!
前にお揃いで買った四つ葉のクローバーのキーホルダーを見る
向こうから、見覚えのある探偵服をまとった青年が歩いてきた
「それがAの選んだ『選択』でいいの?」
風が少し強めにふいてきた
「はい、これが私の選んだ『選択』です」
「乱歩さん、本当にありがとうございました」
そう言い深くお辞儀をしてから待ち合わせ場所の遊園地に向かって歩きだす
「そっか……せいぜい楽しんできなよ」
探偵の青年は、少女の少し寂しげな背中を何処か切なげに見つめていた
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かなう(プロフ) - コメントありがとうございます。完結させてから随分経っているのにも関わらずにこうして味わって読んでくださってとても嬉しいかぎりです。これからも砂漠のうさぎさんのように思ってもらえるような作品を書くために精進したいと思います。 (2019年12月12日 22時) (レス) id: ecc405bdc3 (このIDを非表示/違反報告)
砂漠のうさぎ(プロフ) - また、読み進めるごとに作者さまの表現力も上がっていて、より世界観に浸ることができました。素敵な作品をありがとうございました。長文、乱文失礼しました。 (2019年12月8日 22時) (レス) id: ad3e66ea3f (このIDを非表示/違反報告)
砂漠のうさぎ(プロフ) - 完結からかなり経った作品のようでしたが読ませて頂きました。花言葉をモチーフにしたお話はベタではありますが、聞き慣れないダイヤモンドリリーという花を選んだ着眼点が好きです。お話の雰囲気も切なすぎず甘すぎずで、丁度良い温度で進む物語だなと感じました (2019年12月8日 22時) (レス) id: ad3e66ea3f (このIDを非表示/違反報告)
紅茶(プロフ) - かなうさん» そうですね(*´ー`*)調べてみたいと思います笑 (2018年9月23日 23時) (レス) id: 3a874cc5aa (このIDを非表示/違反報告)
かなう(プロフ) - 紅茶さん» それと、紅茶さんや紅茶さんの大切な人の誕生日花を調べてみたりとか、花言葉と触れ合ってみるのも新しい魅力を感じられるのではないでしょうか。 (2018年9月23日 22時) (レス) id: ecc405bdc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かなう | 作成日時:2018年2月9日 21時