ダイヤモンドリリーの咲く頃に [文豪ストレイドッグス] [中島敦]

三十四輪目 ページ38

太宰side
「いやぁ〜暇だねぇ」 「いや、太宰さン書類ありますよ」


え？書類があるって？ふっふっふ、私にはそんな物は見えないっ！


と言うのも、今は国木田くんが任務で丁度居ないから堂々とサボる事ができるのだっ！


な〜にしよっかな〜、入水は朝やってきたし……敦くんいじりは今居ないから出来ないし……


社内を見回してみる。居るのは与謝野先生、乱歩さん、谷崎くんとナオミちゃんだけだ


他の人は任務に行っていたり、畑仕事に行っていたりしている


誰かいじってみようかな？新しく


一瞬だけそんな事を思ったが、与謝野先生をいじろうもんなら解体されるし、


乱歩さんはそもそも出来ないし、谷崎くんとナオミちゃんは……お邪魔ができない


結局考えに考え抜いた結果は『美女に心中のお誘いをしに行く』になった


早速探偵社を出ようとすると、乱歩さんに呼び止められた。


「太宰〜なんか面白いこと無いの〜」 「そうですね〜」


乱歩さんに呼び止められてしまってはしょうがないので、色々考えてみる


殺人事件とかの面白い事件は起こってないし、人数が足りてない……


あ、そうだ！ 敦くんもいじれるいい事が思いついた


私はにっこりと笑顔をつくって、乱歩さんの方を向く


「うずまきのAちゃんにお菓子でも作ってもらって、後でお茶会とかどうです？」


「おっ、それは良いねぇ〜 よし、太宰！今から準備だ！」


ニヤッと意地悪に笑って、乱歩さんはお菓子を頬張る


乱歩さんも私が思っていることに気づいているらしいねぇ


ポケットから携帯を取り出して、ある女の子に電話をかける


「もしもし、Aちゃんかい？」




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
物語と全く関係無いんですが、久ちゃんhappy birthday！！


久ちゃん、ほんっとうに可愛いっ！！


呪われないんだったら養いたいっ！切実にっ！

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