トリップ成功!?〔SERVAMP〕 (ページ23)

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ついに私に秘められし力が…!!← ページ23

「こ、こんにちは…。」

私の目の前に広がる暗い空間の中で、私よりも背の低い男の子が怯えるようにして立っていた。

そこには一本道が続いている。漫画で見たのと似てる…。

「こんにちは。」

取り敢えず、その男の子…おそらくスピネルの一部の子に目線を合わせ、挨拶をする。

すると、その子は渋々と自己紹介を始めた。

「僕は…君が名付けたスピネルの一部…で、“コレ”の担当なんだ…。」

おそらく“コレ”とは武器のことであろう。

場違いかもしんないけどこの子…めっちゃ可愛い!!←

いやもうほんと、一言で言うと天使だよ!?これは誰でも認めちゃうよ!!リヒトも認める天使だと思うよ!?←

ごっほん。

「でね、お姉ちゃん。僕本体は…君に、武器を与えようとしているんだ。だから…」

お、お姉ちゃんって呼ばれたああああああ←

突然トコトコと歩きだしたその子についていくと、その子はプレゼント箱がたくさん置かれている所の前で立ち止まった。

「この中から1つ、選んでほしいんだ…。」

「さぁ。」と、私をそのプレゼントの前に誘導する。

んー…こうなると困っちゃうな…。

この中には大きい箱も小さい箱もある。

もちろん縦長も横長も…とにかくたくさんあるのだ。

じーっと見回していると、ふと私の目はある1点に釘付けになった。

「これ…」

それは、常に私の隣にいる、スピネルの髪色、真っ赤な包み紙に包まれたプレゼントだった。

……この先のパートナーって事だしね。

「これにする。」

と、その子にいうと、

「わかった。その箱だね…」

と小さく返事が返ってきた。

「手に取っていいよ」と言われたので、素直に手に取ってみる。

あれ、案外軽いな…？

と思っていると、だんだん意識がもうろうとしてきた。

そして、私の意識が完全に途切れる瞬間。

「ハッピーバースデー…。」

という男の子の声が、確かに聞こえた気がした。

・・・・・・・・・

「わっ…」

突然の落ちるような感覚に、思わず声をもらす。

「あ、お帰り。早かったね。」

アベルちゃんを撫でながら御国が言った。

…………………………ん？あれ、武器は…？

私ははっとして、手の中やポケットを探してみる。

が…

…………ないじゃん!!

「ん？なんで武器がないんだ…？」

スピネルも気づいたのか、首をかしげた。

「箱選んだよな？」

「うん。箱は確かに選んだし持ってたハズなんだけど…」

L('ω')┘三└('ω')」
文字数足りねぇ…