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契約 ページ7

「じゃあ次…っ」

「もうそろそろ退こうよ、本気でそっちも辛そーだし…」

そろそろ安定しないのか、こちらにへたりこみそうになるのを必死で抑えている彼。

大丈夫か、腕震えてるぞ。

「駄目だ…お前逃げんだろ。」

「いや、逃げん。」

こんなにリヒたん達に会えるかもしれないチャンス、逃すわけにはいかん!!←

「……ほんとか?」

「あぁ、だから逃げねぇって。」

思わず男口調になったしまったが、それが逆に説得力があったのか、彼ははーと溜め息をつき、ソファに座り直した。

それに合わせて私も座る。

「で、次。名前くれ。」

「え、名前?私がつけるって事?」(勿論演技)

「おぅ。」

と彼は返し、こちらをジッと見てきた。

うわ何怖いんですけど。

んー名前かぁ。考えてなかった。

んーと唸りながら悩んでいると、不意に悩んでいた頭が一気に停止し、1点に釘付けになった。

「綺麗な瞳……“レッドスピネル”」

「んー?それ名前?また宝石か?」

彼は不思議そうにこっちを伺う。

「ん。レッドスピネルはね、真っ赤で綺麗な宝石、その瞳みたいにね。石言葉は好奇心。」

得意げにそう言ってみた。

すると、

「いいかもな…“レッドスピネル”」

と呟いた。

そしてこっちを向いてイケメンスマイルで

「名前、呼んで?」

と言われた。

私は是非とも契約したいので、笑顔で名前を呼んだ。

すると彼…レッドスピネルはニヤッと笑って、

「仮契約完了だ。」

と言った。

本当なら、「っしゃああああっ!!さぁレッドスピネル!!血を飲め!!契約しよう!?そして早く皆に会おう!?」と言いたいところだが、ここでそういってはチーンなので、んと…え?と返しておいた。

「ははっ、騙されてくれてありがとな。」

「は…?(むしろ騙されてたのは貴方です私のリアクションほとんど演技です☆)」

「俺は最初言ったように吸血鬼…の中でも真祖、サーヴァンプなんだ。」

「サーヴァンプ…?(うんその説明聞きにさ!?皆に会いに行くんじゃねぇの!?)」←

「あぁ…と、ここからは…」

と言うと、レッドスピネルはスマホを早々と操作し、

「お隣さんで。」

と言った。

え、お隣さん…?

「あ、の前に血ぃくれ。」

「ん?え、あ、ちょっ」

答える前に、首筋に噛み付かれた。

痛いねコレ!!結構痛いよ!?すごい勢いで牙くい込んでくるね!?

すると彼は飲み終えたのか、ぷはっと声をもらす。

その瞬間、漫画で見たように、何かで私とレッドスピネルが結ばれた。




文字数…

やっと→←演技



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2次元依存症馬鹿(プロフ) - *誇乃蜜柑*さん» ありがとうございます!! (2016年11月5日 23時) (レス) id: 81bc3f2728 (このIDを非表示/違反報告)
2次元依存症馬鹿(プロフ) - 朱白雪さん» ありがとうございます!スピネルと誕生日一緒だなんてなんか運命感じますね笑 (2016年11月5日 23時) (レス) id: 81bc3f2728 (このIDを非表示/違反報告)
*誇乃蜜柑*(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!こーいう話は大好きなんでっっ頑張って下さい!サーヴァンプ最高(´∀`// (2016年7月17日 10時) (レス) id: 94883bc43b (このIDを非表示/違反報告)
朱白雪(プロフ) - 今思ったけど、レッドスピネル!!私と誕生日一緒だーわー!!これからも頑張ってください!! (2016年7月13日 17時) (レス) id: 78c8136147 (このIDを非表示/違反報告)
2次元依存症馬鹿(プロフ) - ほむらさん» ありがとうございます! (2016年6月10日 19時) (レス) id: 81bc3f2728 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:2次元依存症馬鹿 | 作成日時:2016年5月21日 19時

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