最高の舞台で ページ43
Aside
『皆おまたせ〜！』
にっこりと笑って思いっきり手を振る。
その瞬間今までに見た事ないスピードでコメントが流れた。
《姫が……動いてる……！？
《3D！？
《手振って！姫ブンブン振って！
《回って！
『えぇ？忙しいなぁ』ｸｽｸｽｯ
コメントの指示通りに回り、手を振る。
《1番最初が姫か………
《MECHATU-Aの中で1番登録者多いからなぁ
《半年の時点で25万は凄いよ
《今後は3Dで配信とかしてくの？
《フェス出るの！？
『ううん、しないよ。少なくともメンバー全員が揃わないと出す事無いと思う。今回は3Dになったよ〜って言う報告配信と初の歌みた配信だから。フェスは分かんない、任務が入らなければ行こうとは思ってるけど』
《今の洋服は何座なの？
《めっちゃ和服似合ってる
『あ、今？今は蠍座の防御フォルムなんだ。可愛いでしょ、特にこの袖の蠍座の座標とか。けど1番好きなのはこの簪！星空見たいで好きなんだ〜』
《めっちゃ綺麗
《可愛い〜！
《お美しい……
『他にもあるよ？獅子座とか』
パチンと指を鳴らすと私の体を光が包む。
そして大きなマントを翻すと、そこには先程迄の着物は無く鎧へと変化していた。
『星座以外にも洋服とかだったら出来るよ？例えばね』
またパチンと指を鳴らす。
『この前作って貰ったんだ〜。ショウのヒーロー衣装。他にもカゲツでしょ？ライでしょ？ロウでしょ？あ、オリエンスの方の衣装も出来るんだよ！』
何時もショウが着ている衣装に身を包むと少しだけ特別な感じがしてなんだか嬉しくなった。
『えへへッ、良いでしょ〜』ﾍﾆｬｯ
《あぁ……これが尊死か
《虹が見える
《尊い………
《てかなんか後ろ？置く？煩くね？
『え？』
そう言われ後ろを見ると扉の隙間から覗き込んでいるロウ達と目が合った。
『へッ……、ち、違う！これはそうじゃない！これはッ///』
《顔リンゴみたい
《可愛いかよ
《小柳達居たん？
『居ない！誰も居ない！///』
《涙目あざます
《性癖に刺さりまくる配信は此処ですか？
《見ててきゅんきゅんする
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 427人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：エリス | 作成日時：2023年9月22日 10時
