比べられっ子【2j3j】 (ページ5)

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2つのボタンページ5

Aside
友人1「皆は人生リセットボタンと5億年ボタンどっち押したい？」

友人2「あんたまた訳の分かんない雑誌読んだでしょ………」

午前の授業が終わり友人達とお昼を食べながらそんな話題で盛り上がっていた。

友人3「あたしは断然5億年ボタン！だって好きなだけお金が貰える代わりに5億年なんでしょ？けどそれは自分の中だけで他人が見たら10秒くらいって話じゃん？」

友人4「…………………ならうちは5億年ボタンやな」

友人2「Aっちは？どっち押す？」

友人達の視線が私の方をむく。

『………………私は人生リセットボタンかな』

友人達は驚いたのか私の方に顔を近付けた。

友人1「なんで！？だって好きなだけお金もらえるんよ！？」

友人2「おい、言い方！……………けどほんとなんで？」

その問いに少し考える様な素振りをして答えた。

『だって記憶はあるらしいじゃん？ならさこれから流行ることを予言すればそれこそお金持ちになれるっしょ』

友人1「天才だコイツw」

ケラケラ笑う友人達を横目に私はお弁当の卵焼きを口にする。

今日のはカゲツが作ってくれたらしく少し甘めだ。

友人3「今日の放課後皆でクレープ食べいかない？駅前のクレープ屋の無料券貰ったの！」

友人4「え！行きたい行きたい！皆で行こ！」

友人2「確かに…………クレープ食べたい」

友人達はそんな話で盛り上がっていた。

友人「「「「Aも行こ！」」」」

友人達は私にそう声をかけてくれた。

『うん！食べ行こ！』

私は友人達にそう笑いかけた。