比べられっ子【2j3j】 (ページ38)

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3つの星座ページ38

四季凪side
？？《人間ってこんなに弱っちいんだな。俺が手ぇ出したら死んじまうじゃねぇかよ！》

？？《うるせぇぞ脳筋。お嬢の命令に従え》

？？《あぁ“！？うるせぇのはテメェだこの根暗野郎が！》

目の前で言い合いをしている男性2名。

1人は動物の角の様な物が頭に付いていてもう1人は誠実そうな好青年だった。

？？《で？“うちのチビ”が言ってたのが此奴か？ならとっとと済ませようぜ》

？？《ルーバ、貴様主君を“チビ”と形容しているのか？さっさと死ね、今すぐ死ね。そしてその“山羊座の席”を他に譲れ》

ルーバ《あぁ”！？テメェこそ死ね！インテリ装ってるだけで全くインテリじゃねぇ“天秤座のルーラー”君よォ》

目の前で言い合いを繰り返している男性2人の会話をよく聞くと“山羊座”や“天秤座”等の星座の名前が出てくる。

この2人が星座に関係している事は間違いないらしい。

？？《喧嘩はお控えになって。“姫”の命令を真っ当しましょう？その為に私達が此方に割り振られたのですから》

真っ白な美しい羽とヴェールを着けた女性がその場に姿を現しまた。

？？《ワタクシ達は争いをしたくて此処に来たのではありません。四季凪アキラ様。ワタクシ達は貴方様とお話がしたくて参りました》

ヴェールを上げながら女性が言葉を続ける。

？？《我々の主人、“A様”に関する書類の件でお話が》

ニコリと優しく微笑んでいるがその目は笑っておらず私が1度でも首を横に降れば恐らくは………。

四季凪「…………………分かりました。その対話に応じます」

まぁ、私に拒否権はありませんが。