夫のせいで情報が完結しない【五条悟】 (ページ30)

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『なるほどね、それであんなことを』

「…ほんとごめん」

『別に気にしてないよ』

だって結局は私のための行動だったんでしょ？

『かなり遠回しのやり方だったけどね』

不器用さが悟らしいと笑う

『でもよく聞いて』

両手で悟の顔を包み、じっと目を合わせる

『私ね、よくよく考えてみたの』

“なんで悟を選んだのか“

『正直私は行為が好きじゃないなら、好きじゃないもの同士でくっつけば「それはだめ」うん、最後まで聞こうね？』

『好きじゃないもの同士でくっつけば済む話。でも私は悟を選んだ』

『それは単なる好きって感情だけじゃなかったと思う』

歩くのが遅い私と合わせてくれて、いつでも私の本音を大切にしてくれて、心から愛してくれて、

『さっきお風呂で悟は言ってくれたよね？私の好きなとこ』

私もやっと答えが見つかったよ

"なんで悟じゃなきゃダメなのか"

『私も何をするにせよ悟がいい。悟じゃなきゃ嫌だ』

他の人なんて絶対悟の代わりになんてなれない

『あ、だから、えっと、アレも多分…もう嫌じゃないと思うし』

「本当に…？無理してない？」

『うん』

悟とだったらきっと