及川専属マネの苦悩3 (ページ22)

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事務所に着いてドアをノックし、お久しぶりですと入る
中を見るとまだ帰ってない人がチラホラ居て、おかえりー！や久しぶりー！と相変わらずの顔ぶれが出迎えてくれた

事務所のアットホーム感好きだなぁと思いながら部屋の真ん中にある共有スペースのテーブルにお菓子を置いていると、

「Aちゃん～」

と後ろから抱きつかれた。
振り返ると、ニコッと笑う雪絵さん
白福雪絵さんは梟谷バレー部の元マネさんで、黒尾先輩と同期。
優しくて可愛くて昔から大好きな先輩だ

『相変わらず雪絵さん幸せそうですね』

先程別個で雪絵さんようにと渡したお菓子を、早速もぐもぐと幸せそうな顔して食べててそんな雪絵さんを見て私もつられて微笑む

「うん～、とてもこのお菓子おいしい～！」

気に入って頂けて良かったですと返すと、

「この後Aちゃん何か用事ある～？」

私今日はもう上がりだから、用事がなければ1杯付き合って欲しいな～と言われ、付き合うことに