及川専属マネの苦悩3 (ページ14)

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『…で昨日私は何をしてましたか？』

シャワー浴びた後からの記憶が曖昧でと説明する

「お酒を間違えて飲んで酔っ払って、好きな人について語ってた」
んで、キャリーケースからジャージ引っ張り出して抱きしめてたって真似して教えてくれる

……

『…で誰を言ってましたか？「くろ」はい結構です』

…まじか

『気にしないでください。酔っ払いの戯言なんで。……もう終わった話なんで』

片思いしてたけど、告白する勇気なくて諦めたんですと続ける。

すると及川さんはなんでー？と聞き返してくる

なんでって言われても

「…勝手に自己完結しちゃっていいの？まだ諦めきれてないんじゃないの？」

図星で思わずポロっとフォークに刺しかけたポテトを落とす

「…Aちゃんて分かりやすいのね」

『…』

気まづくて視線を下にずらす

だってしつこくない？
この歳にもなってまだ一途に黒尾先輩のことを思ってて、他考えたことありませんって

…及川さんは次なんて言ってくるんだろう？
そろそろ諦めて次の恋しなきゃって言うんだろうか…？

すると、

「いいんじゃない？？」

一途って凄いねって

普段なら他人事ぽく聞こえるその言葉が今日は
救いの言葉に聞こえた____。

『…ところで及川さんと黒尾先輩のご関係は？？』

「ショーヨー通して知り合った」

『…なるほど』

そういえば、黒ちゃんが帰国後ご飯行こうと誘ってくれたと教えてくれた
私と及川さんと黒尾先輩と、岩ちゃんと呼ばれる方の4人でって