独占欲２． (ページ38)

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黒田side

本当はおりの命令じゃなくて

光成の命令

俺はAを使われていない教室に連れ込んだ

そのまま、作業用の長い机に押し倒した

『光輝くん！』

黒田「俺…あの坂口っていう女嫌い」

Aの上に跨りながら言った

黒田「すぐ、くっついてくるし

いつも、猫なで声

化粧濃いし、香水の匂いが強すぎる」

Aのネクタイを取り、ブラウスのボタンを外しながら、更に語った

黒田「俺も生徒会辞めようかな」

『ダメだよ！』

黒田「なんで？

俺、女のいる生徒会はいたくない

でも、Aなら、喜んで毎日行くのに」

耳で甘く囁くと

キスをした

Aを確かめるようなキスを何度も

Aとのキスは好き

毎日したいくらい

胸元と鎖骨、首筋にキスマークをつけた

だって…首筋に俺以外が付けた

キスマークがあったから

ネクタイをなおそうとすると……

ネクタイの裏に

ーN.Oーという刺繍が施されていた

ーN.Oー

織山尚大

なんで、おりのネクタイを？

いつも、おりが一歩リードしてる…

ムカつく

そんな嫉妬心を抑え

光成のとこに連れて行った

．