独占欲２． (ページ29)

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北川side

俺は返事を待っていた

金城先輩にキスをしようと顔を近づけると

拍手する音が聞こえた

見ると

階段上に、橋本が意味深な笑みを浮かべながら拍手していた

橋本は拍手しながら、階段をおりた

橋本「Aちゃんってそんな子だったんだ」

『えっ？』

橋本「この学校の奴らと同じ

俺ら生徒会のメンバーとなら誰もいい」

『違う』

北川「橋本やめろよ！！」

橋本「ふっ…颯太にまで手を出して…」

『颯太くんは…』

北川「橋本、颯太の事を金城先輩のせいにすんな！」

橋本「Aちゃんってさぁ…初そうに見えて

意外と男好きだったね」

橋本は、金城先輩の耳許で言った

『いやっ！！』

金城先輩は橋本に平手打ちを食らわし

走って行った

．