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４４． ページ44
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『颯太くん？』
内村「ご、ごめんな」
涙声で謝ると
制服のボタンをしめてくれた
続きがしたいとか
そんなわけじゃない…けど
『大丈夫？』
颯太くんの頬に手を添えた
内村「な、なにが？
涼が邪魔してできなかったけど、続きはまた今度な」
無理に笑おうとしてる
『颯太くん…先輩と」
何かあるの？
そう聞こうとした時
口を塞がれた
内村「なに？Aちゃんも涼がいいの？
Aちゃんも俺と涼を比べるの？」
『えっまって違うよ』
内村「そうだよな
涼の方が頭もいいし運動もできるし優しい
俺とは大違い
Aちゃんも涼を選ぶんだろ？」
『…颯太くん』
「お前らなあにサボってんだ？」
．
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作者名：伊吏 | 作成日時：2022年4月9日 0時
