独占欲． (ページ20)

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２０．ページ20

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柊「あんた、今日も上の空」

さっき柊から投げかけられた言葉だ

先輩にキスをされてから三日

次の日が休みで良かったって思うほど

ぼーっとしていた

橋本先輩や拓実くんは平気でそんなことをする人だから

何とも思わなかったけど

織山先輩は意外だった

そんなことをされたら

『勘違いしちゃうよ』

「何が？」

『うわっ先輩！』

誰もいないと思ったのに

急に隣に現れた檜山先輩

檜山「脅かす気はなかったけど、なんか悩んでたみたいだから」

「すいません…気づかなくて』

檜山「平気、平気…で、悩み事は？」

『みんな女慣れしすぎです。』

檜山「確かにねぇ」

『もっと可愛い子とかいるのに

揶揄うのも大概にして欲しい』

檜山「うーん…

でも、Aちゃんだからだと思う」

『えっ』

あたしの髪の毛をいじりながら言う先輩がかっこよく見えて

少しドキッとしちゃった

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