落ち着けそこのケンカップル【五条悟】

　〃　 ページ9

･



五「 あーみんなにも紹介するね。このオバサンは日永さん。知り合いでーす 」

日「 他人です。 」

虎「 ひ、日永さん… 」

日「 よろしくね、高専のみんな。 」


日永は五条との言い合いを止めると人当たりのいい笑顔を３人に向けた。


伏「 日永さんは 見える人 なんですね。護衛、頼んだぐらいですし 」

虎「 え？！そうなの？… 」

日「 んーまぁ見えるってもちょっとね。モヤって感じでくっきりは見えない。 」


だからか と伏黒が頷く隣で、口ごもっていた虎杖は日永に質問をした。


虎「 あっ、あの、日永さん！！ 」

日「 どうしたの？ 」

虎「 …五条先生の奥さんって、大変、だと思いますが、…良い奴なので、！仕事終わりとか、五条先生が疲れてる時はお願い、します…！ 」

伏「 ！ 」

釘「 あ、この人が…！ 」

五・日「「 … 」」


五条と日永は目を見開く。

五条の教え子、こんな良い奴いるんだ。


日「 いや、待って待って待って。 」

虎「 ？はい？ 」

日「 私こいつの奥さんじゃねぇよ？！！？ 」

虎「 ゑ 」


虎杖は固まった。

え…？えだって、黒髪でしょ？大分色白でしょ？
五条先生の奥さんじゃ、ない…？
つまり………え？？…


五「 ちょっとやめてよ悠仁。ほんと無理オバサン。 」

日「 だっまれジジイ！ 」

五「 ジジイだなんて…は〜あ。家に居てもここに来ても暴言吐かれるんだ僕は。 」

日「 日野っぴがああなったのもアンタが悪いんでしょうどうせ！！ 」

五「 お前のがうつったんだろ！ 」


宇宙猫状態で動かないままの虎杖。
この人が奥さんか と虎杖の言葉で理解した伏黒と釘崎も肩を竦めてため息をついた。


'' まあ、黒髪色白って大体の日本人当てはまるしな ''
'' 虎杖、気に病むなよ ''
決して(何故か)声には出さず、釘崎と伏黒は心の中で虎杖を慰めた。



･

お届け物→←　〃　

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す