唐突に人間はやって来る ページ36
教室に入れば、夜霧も付いて来る
どうやら夜霧は弁当の様で、僕が席に座れば夜霧もまた、僕の前の席の人の椅子を借りて僕の正面に座る
衣「んじゃ、食おうか！
いただきまーす！」
『…いただきます』
僕は買ってきたポテトと唐揚げを机におけば、手を合わせてからポテトを食べ始める。ふむ、やはりこの食堂のポテトは美味いな
そう思いながらむしゃむしゃと食べていると、夜霧から声が掛かった
衣「で、倅屋ちゃんの名前はなぁに？」
『…いう必要とは』
衣「辛辣！衣見ちゃん辛いよ！！」
『キモい』
衣「倅屋ちゃんはもうちょっと人に優しくするべきだと思う！！コラさんやトラ男には優しいんでしょ！！？」
『いや、結構こんな感じ』
衣「衣見驚愕」
お前はヒナかよ、と突っ込めば嬉しそうに笑う夜霧
ヒナ好きなのかな、僕もあの人好きだな。と思いながらポテトを一口食べれば夜霧が言う
衣「いやぁ、本当話が通じる人がいるっていいね……」
『逆トリなんてねぇだろ普通』
衣「そうじゃなくてさ。……何でか分からないけど、僕達以外皆…ONE PIECEの事知らないって言うんだよね」
夜霧の発言に、僕は驚かされた
まさか、もうそんな処置まで施されていたとは。驚いたもんだ、本気で彼らを連れてきた奴は何者なんだろう
よくある神様、とかなのかなーなんて薄っすらと考えていると、夜霧がふと僕に問いかけてきた
衣「…君、昨日…いや、ここずっと学校来てなかったみたいだけど、何でか聞いていい？」
『……まぁ単に、面倒だったってのが本音かな』
僕がそう返すとそうか〜、と間延びした口調で頷く夜霧
まぁ面倒だったってのは本当。この学校、行くまで1時間かかるし帰りも1時間かかる
それに学校にいる人間が、嫌いだからというのもある
まぁそんな所だな。と思い自己完結すれば、夜霧はそうか〜、と再び間延びした声で頷き笑う
衣「あっ、そうだ！倅屋ちゃんは…」
夜霧が弁当のご飯を一口食べた後、何か聞こうとすると僕が誰かと一緒に飯を食う、という光景に驚いたか笑いに来たか知らないが、例のいじめっ子がこんにちはして来た
「やっほー御堂、何ヶ月ぶり？」
「相変わらずだねぇ」
『相変わらずですね、貴方達も』
うん、相変わらず先生に叱られない様に制服はちゃんと着て第一ボタンまで閉めちゃってる癖になんか雰囲気がケバいんだよなこの人達
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56(プロフ) - 大好きです！！！！！！！！！！！！！！（クソデカボイス）更新頑張ってください！！ (5月2日 21時) (
レス) id: b86ffca5ad (このIDを非表示/違反報告)
銀さん推しっ!!!!（自称中２）! - 面白いっ!!!!!!頑張れっ★ (2月9日 18時) (レス) @page47 id: 9d256f67e5 (このIDを非表示/違反報告)
桜丸 - 更新頑張ってください！応援してます！！ (2022年4月13日 20時) (レス) @page47 id: 1e34de8bff (このIDを非表示/違反報告)
がー(プロフ) - 初めて見ました、大好きです、更新ずっと待ってます！！ (2019年9月3日 1時) (レス) id: 8eb0f6b23c (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - 初めて見たんですが、とっても面白いです！更新頑張ってください！応援しています！ (2019年8月19日 22時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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