むさ苦しい男共がいる部屋 (ページ7)

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彼女も夢女子ページ7

緑茶の入ったコップを差し出せば、トラファルガー・ローも同じ様な反応をした。説明面倒だから無視した

「取り敢えず同じ説明を二度するのは面倒なので簡潔に言います。此処は未来のワの国で海賊なんかいません、平和です。以上」

「…頭逝かれたか」

「イケメンだからって調子こくなよトラファルガー・ロー。その気になれば(調べたら)お前のフルネームでも呼べるぞです」

そう言うと隈が深く彫り込まれた目付きの悪い瞳をより一層細めて睨むトラファルガー・ロー。何故その気になればなのか、理由は簡単。此奴のフルネーム呼びにくいんだよ

「取り敢えず、多分この流れだとあともう一人来るのはほぼ確定なんで待ちますか」

「嗚呼…麦わらのか」

「ですね。シャボンディ諸島での出来事と言えば、貴方方三人の荒れっぷりが有名ですから」

勿論、図鑑で見た話だと付け加えて緑茶を一口飲む。嗚呼美味い、そう思いながらふと思うが、此奴ら普通に能力使えてんのな。こっちで殺人事件なんか起こされたらたまったもんじゃねぇな、トラファルガー・ローに関しては最早猟奇殺人未遂だけど

「ユースタス屋、補足をくれ」

「嗚呼、分かる訳ねぇよな。俺もわからねぇよ
……なんか、此処は未来のワの国の時代で俺達のいた大海賊時代が図鑑や本になって俺達が何者でどんな事をしたのか、全部わかるんだとよ」

ユースタス・キッドは親切だな。つか順応力高めか此奴、さっきのノリの良さといい
そう思いながら僕も軽く頷き緑茶をもう一口飲む。呑気にぼーっとリビングにある時計を見れば既に一時を過ぎていた

「…にわかに信じ難いな」

「お前は信じないで爆ぜればいいよ何故ならイケメンだからですイケメン爆ぜろ」

イケメンは好きだぞ、面食いだ。けど嫌いだ、何故ならイケメンだから。意味わからないのは僕も同じだ
軽くユースタス・キッドにも引かれた気がするが気にしない。お前もどっちかっていうとイケメン類だからな

「お前のそのイケメンに対する辛辣さは何なんだよ…」

「自分の顔が良くない故の妬みかと」

「お前結構それ適当に答えたろ」

何故バレたユースタス・キッドよ
というか段々フルネーム面倒になってきたしキッドでいいや。トラファルガーはトラファルガーで