むさ苦しい男共がいる部屋 (ページ6)

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フライパン持つ民間人ページ6

その物音を聞いた瞬間僕の顔は顰めっ面だったろう。取り敢えずフライパンを右手に持ち立ち上がり、ユースタス・キッドには静かにして貰おうと左手人差し指で静かに、とジェスチャーで伝えて足音を立てずに物置部屋の扉の真横に立つ

「(…静かだな、)」

言えばユースタス・キッドも静かだったが。此奴ら突然の環境の変化に動じないのか
軽く深呼吸して、ドアノブに手をかければ再び勢いよくドアノブを捻り開けた

するとまた同じ様な反応が扉の向こうから聞こえた

「……！誰だ」

アッ(察し)
アニメ、じゃないけどこの声聴いた事あるぞ。動画のコメント欄に「くロー人」って言われてた奴だ此奴

「怪しい者ではありません。取り敢えず警戒しないでこっち来てくれませんか、話があるんで」

あれ？この言い方だとまるで僕不審者じゃないか？いいやお前らが不審者だ
そう自己完結すれば、ふと気付く。……相手の反応がないのだ

何か反応してくれないと僕も何も言えないのにな、なんて思いながら軽く溜息を吐いた

「room」

その単語が聞こえた瞬間、僕の周囲に青い膜が張られるのが見えた。急いでフライパンを放り投げ飛び退けば、案の定隣の部屋からシャンブルズの言葉が聞こえてフライパンは床に落ちる音を立てずに消えた。その代わりに彼の刀がその場に落ちた

「……！」

恐らく驚いてるだろう。だが安心せい、僕の戦闘能力は2でお前は1億だ。つまりは捻り潰される
そんな事呑気に考えてると、ふと視界に移ったユースタス・キッドが僕を見て軽く驚いた様な表情を見せていた。分からないから取り敢えず親指立てておいた、なんかノリで返された。楽しい

ってか

「いきなりシャンブルズ使ってくるとか殺す気か、いいから黙って出てこいよ。民間人殺す気か」

大事な事だから二回言った
ついでにフライパンももってこいよ、と付け足せば少し間を空けてから立ち上がる様な物音が聞こえた。手間かけさせやがって

僕も共にユースタス・キッドの元(リビング)へ向かえば丁度同時に三船長のトラファルガー・ローが部屋から出て来た。フライパンを片手に
勿論僕も彼の刀を持って来ているのでフライパンを返して貰いながら刀を渡し、取り敢えず隣に座れと指示してからコップを取りに行く。客人(仮)にお茶出しは必要不可欠