むさ苦しい男共がいる部屋 (ページ49)

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兄だって馬鹿ページ49

青「どうなってるんだよこれ……人が、…絵？が、動いてんのか？」

ロー「……此奴、捕まるのか」

『言わば、インペルダウンに投獄されるんだよ。殺人は犯罪、犯罪者は必ず捕まる……それがこの未来では当たり前だから
君らは能力使えるけど、その能力もこの世界じゃどこまで通用するかはわからないよ？』

サ「おっかねぇぜ…」

ル「すッげェ～！！これなんだ！？！」

サボ「まるでこの薄っぺらいのに、人が入ってるみたいだな…」

『それはテレビだよ。カメラで撮った物が映像として流されるんだよ…情報伝達は君達の時代よりも遥かに早いよ』

ド「フッフッフ！未来というだけあって、色々発展してるんだな」

『じゃなきゃ君達の時代を大昔の過去だなんて言わねぇよ』

僕がそう言うと、それもそうだなと言ってあの笑みを浮かべて見せるドフィ。なんだろうなぁ…いつも笑ってて疲れないのか

皆の色んな反応を見て楽しんでいると、ふと気付いた様にトラ男が僕に聞いてきた

ロー「…おい、まさかとは思うが……、この時代には、海賊は居ないのか？」

そんなトラ男の言葉に、ニュースで見た数々の報道の傾向から気付いたのか皆僕を見てくる
そりゃまぁさっきから殺人犯だの政治の話だの窃盗犯だの聞いてきてここまで海賊の話題がないと不自然だと思うだろうな

そう思えば、僕は頷いて答える

『ああ、いねぇよ。むしろ「俺、海賊なんだ！」とか言い走ったからには精神科行きだからなお前ら』

白「…平和なのか、なんなのか……」

青「まぁ少なくとも聞く感じだと、この時代には能力者はいないみたいだし…そういう意味では平和なんじゃねぇかな…？」

サボ「……」

ああ、サボは革命軍だしそう複雑そうな顔するのも仕方ないか
まぁ戦争起こしそうな隣国とかEU離脱とか温暖化とか騒がれてるけどさ、ここ数年戦争起きてないだけ本当平和だよね。平和大国日本万歳

ル「なーんだよ、海賊は自由だし楽しいのにさぁ」

『いやまぁ、居ない事はないよ？けど君達くらい物騒じゃねぇから』

エ「となるとよ…海軍もねぇのか？」

マ「さっき、犯罪者は必ず捕まるって言ってたんだから海軍はいるだろうよぃ」

『海軍…に似た奴ならあるし、この時代では主に警察が動くかなぁ…FBIとかCAIとか公安とか何とかあるけど、まぁ全部引っくるめて君達の時代でいう海軍よ』

エ「なんか複雑なんだな」

『(わかってねぇな…)』