むさ苦しい男共がいる部屋 (ページ44)

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シリアスにボケを添えてページ44

緊張が走り、僕はすっと音を出来るだけ立てない様に静かに立ち上がりながら扉の方に目を向ける

フライパンは持たずに、そのまま扉の前にやってくればちょっと久しぶりなこの展開に深呼吸し落ち着く

そうして、僕はドアノブに手を掛け扉を開いた

『………』

？「………」

無言が続いた
いや、正直さ…そこでお前が来るとは思わなくて驚いてるんだよね。何？さっきの話題の何が引き金になったの？年齢？年齢か？だってお前僕が知る限りじゃ二年後39歳アラフォー手前だもんなァ！

『…えー、あー……』

何言えばいいんだろう
取り敢えず声は発したが何を言うか考えてなかった。驚きが上を行って頭の中吹っ飛んだわこれ

そんな狼狽える僕を察したか、相手から話題…というか浮かんでるだろう疑問を問いかけてきた

？「フッフッフ…奥の数人が倒れないって事ァ、中々の手練れだとは分かったが……お前は見た目に反して、強いみたいだな」

あれ、ここ何処お前誰じゃないの？
思っていた反応と違い再び困惑するが、平静を取り戻し僕が問う

『僕は強くない、弾1発で死ねる自信はある程度には弱い……その言い方、まさか覇王色使った？…ドンキホーテ・ドフラミンゴ』

僕がそう、ドフラミンゴ…なげぇしドフィでいいよね心中くらい。ドフィにそう問いかけると、ドフィは案の定あの変な笑い方で笑みを零せばニンマリとした笑みを浮かべサングラス越しに僕を見る

ああうん、使ったんだね。待ってくれ何で僕倒れなかったんだよ倒れたかった逆に倒れたかった、だってこんな面倒な奴相手にするとか信じらんない無理死ぬ

ってかこれこのまま此奴をリビングに通したらトラ男とコラさんで殺し合い起きそうなんだけどどうしよう、脅せるかな(脅すのは前提)

『…一つ、話の前に"お願い"が』

ド「…なんだ？」

『殺し合い起こそうとしたらもれなく』

海軍大将達が付いてきます
そう言い扉から体を退ければ、見えただろうコタツの中に入り込んでいる海軍と海賊の姿が。なんてシュールだろう

どうやらコラさんはトラ男を引き止めてる様子で、警戒心はんぱねぇけど睨みを利かせて落ち着いている。コラさんもクザンもスモやんもまた、警戒を怠っていない

…ちなみに余談だが、彼らの前に立つドフィのモフモフコートの背中に、「これでおしまい」と書かれたメモが貼られてたのでこっそり取っておいた