むさ苦しい男共がいる部屋 (ページ40)

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嵐は平和な世界にも(ギャグ的に) ページ40

睨み合ってる僕とトラファルガーを他所に、帰ってきたコラさんがふと僕の方を見ると驚いた表情を浮かべてキッドの剣が刺さったソファを指差す

ロシ「っおま、おま！？俺のいない数分の間に何があったんだよ！？！」

『脅された』

キ「テメェふざけた事言ってんじゃねェぞ！！」

白「本当に民間人なのか、それを確認しにきただけだ」

ロシ「ああ…本当に脅されたのかと……」

マ「まぁ、普通剣剥き出しのまま刺さってたら冗談も通じにくいよぃ」

『そりゃあすいません』

僕が変わらず軽いノリで謝ればスモやんに軽く殴られた、解せぬ。そんなこんな、流れに一オチついたかと思うとふとトラファルガーに問われた

ロー「で、結局コラさんとテメェは何話してたんだよ」

ロシ「あー、あ～～……」

『………子供は気にすんな』

ロー「テメェの方が子供だろうが」

ああそうだよ。けど親にとっちゃガキはいつまでもガキなんだよ、多分
その辺の視点は僕にはわからんがそうトラファルガーに言うと、余計話が読めないのか顔を顰めた。わからんでいい

そうして、トラファルガーの問いに俺は知らないと言わんばかりに顔を逸らすコラさんに話を持ち出す

『で、タバコ吸いに行ったけど話まとまったんなら聞こうじゃん』

マ「まだ続いてたのかよぃ…」

『本題の返答は聞かされてねぇからな』

マ「…まぁ、能力使ってまで聞かれたくない話なんだろう。俺らも戻るとするかねぃ」

ロー「待て不死鳥屋、俺の問いに答えて貰ってない」

そう踏ん張るトラファルガーを子をあやす様にして腕を引き、片手を振って去るマルコとされるがままのトラファルガー
その二人について行くスモやんとソファに刺さったままの剣を引き抜き鞘に収めて行くキッド

なんか(白ひげ海賊団限定のはずの)長男がイケメンなんだけどその長男力は他の海賊団でも健在なんだろうか。一人っ子の僕にはわからない凄さを垣間見た気がした

ロシ「…なんか、一嵐去った気分だ」

『あんな濃いキャラ揃いが四人もいるんだから当たり前だわ』

僕とコラさんでリビングを遠い目気味に眺めて数秒、コラさんが指を鳴らし能力のサイレントを発動させ、僕には見えない防音壁を張ればソファに座った

僕もつられる様にソファに座れば、コラさんを見上げる様にして見つめて聞いてみた

『で、どうなの？』

僕がそう問いかけると、コラさんは少し思い耽た様に目を伏せてから、静かに口を開いた