むさ苦しい男共がいる部屋 (ページ38)

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虚勢なだけで結構ビビりページ38

お互い少し感傷(？)に浸って数秒後、僕は改めてコラさんに問いかける

『で、失敗したの？』

ロシ「まだその話続いてたか…」

当たり前だろ、本題それなんだから
そう言いたげな目線を送れば、コラさんはちゃんと考えてくれるのか僕から目線を逸らして黙り込む。そうして数十秒たった頃、不意にコラさんが胸ポケットからタバコを取り出す

『吸うなら外にしてよ』

ロシ「…一本だけ、いいか？」

僕が少し顔を顰めて言うと、コラさんはライターを取り出す手を一旦止めてから僕にそう言い、座ってたソファの後ろにあるベランダに出る窓から外に出た

ベランダの外は当然、10月後半なんだから…寒くて当たり前で、コラさんは小さく震えてコートを着直してから窓を閉めた

ベランダの向こうは、黒基調のカーテンで覆われてる為今のコラさんがどうかは知らないけど…ドジしてベランダから落ちない事は祈っておこう

『……』

僕は改めてソファに座り直して、本棚越しに見えるリビング側にあるソファに座ってるトラファルガーに目を向けた

僕が何故、今いるあの面子の中でトラファルガーだけ苗字呼びなのか。その理由は簡単、顔はいい、その面では好きなキャラの一人には入る
だけど、彼奴の目が嫌いなんだ

彼奴の目は、何処か見透かしてる様な…ルフィも似た様な目をしているけど、ルフィの目は何処か嫌いになれない、惹きつける黒をしている。元々のルフィの人間性もあるんだろうけど

それと変わって、トラファルガーも同じ黒(に見える)だが…彼奴はルフィとは違って射抜く黒だ。まるで、幼少期時代の「目に入るものを全て壊したい」その願望がまだ、あの目の中に残ってる様に思えて

『(____________________)』

ロー「おい」

不意に、声をかけられ目線を上に上げる
すると目の前に、不機嫌そうに顔を顰めて僕の目の前に立つトラファルガーとキッドとスモやんとマルコが……って、

『………』

白「…おい、倅屋？」

『……、…』

キ「んだよ、急に蹲りやがって…」

お前らが急に目の前に現れるから吃驚したんだよわかれ