嘘みたいな話だけど ページ32
サボにも適当な位置に座って貰いお茶を出せば、先程の態度とは打って変わり礼儀よくなった。一応の警戒は解いてもらえたと思っていいのか
まぁそんな中、エースは未だ色々聞きたそうに、サボを見ては目を逸らし何処か落ち着きがない
『…エース、その説明をしようか』
僕がそう言うと、エースは再び僕を見て驚いた様な表情を浮かべて数秒後、ルフィを起こさせてくれと掠れ気味の声で呟けばルフィが眠るソファの元へ行った
マ「…エースの奴、どうしたんだよぃ」
サ「お前が来てからだよな、妙に落ち着きがないのは」
サボ「って言われても…俺は彼奴の事、知らねぇぞ…?」
そりゃあ、知らないだろうよ。君は何も覚えてないんだからな
兄弟二人に同情に似た気持ちを感じつつ、ふと目を向ければルフィはまだ眠たげに無理矢理目を開こうとする様に瞬きを繰り返してはボーッとしている
エ「ルフィ、大事な話があるから…起きて、見てくれ」
ル「んー…なんだぁ?話って……」
そう小さく呟きエースの顔を見るルフィ。丁度、エースの背後に位置しているのだろう。サボの顔が見えたのか、サボを見ては数秒固まれば驚きを隠せずルフィもまた慌て出す
ル「っさ、…なん、なんでいるんだ!?」
『その説明をするから起きろっつってんだよ、落ち着け』
「「落ち着けるかァ!!」」
『落ち着けつってんだよ!!!』
叫ぶブラコン兄弟二人に向けてフライパンを上手く投げエースの額に当たったフライパンは跳ね返りルフィの額に当たる。ナイスショット
キ「…お前、さっきから思ってたけど本当にただの民間人かよ…?」
『言ったろ。世界投擲選手権の世界一だってな』
ロ「そんな大会あってたまるか…」
残念ながら未来にはあるんだよ、諦めろ
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九尾 - 初めて見ましたがとても面白いです!! (9月21日 15時) (レス) id: ca525783bb (このIDを非表示/違反報告)
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