むさ苦しい男共がいる部屋 (ページ20)

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感動の側に置かない事にするページ20

予想外通り越して何だろうこの感動話は
確かにフラグは立てたのは認めよう。しかしだ、漫画連載開始時既に死亡してる人が出て来るとか聞いてないよ

「コラさ…え……？」

「はは、なんだか夢見てるみたいだなァ…」

コラさんが笑ってトラファルガーに向けて手を伸ばす。それを見てトラファルガーもコラさんに近寄り膝をついてコラさんを見る
コラさんはそんなトラファルガーの頬を撫でまた笑った

「ロー、お前は今…自由か？」

コラさんがふと、トラファルガーに問いかけた。トラファルガーはそんなコラさんの問いかけに少し躊躇したが、すぐに頷いた

「自由に、生きてる……何にも縛られない、海賊になって生きてる」

「…そうか、それがいいな」

そんな二人の様子を見て、不意に思い出した様にクザンさんがコラさんを見て呟いた

「…そうだ、思い出した。確か…数年前、ドンキホーテファミリーに一人だけ潜入させた諜報員……」

「…そうですね。彼がその諜報員……と言っても、彼も一度は死んだ筈なんですけど…
本当、この部屋といい現象といい、不思議しか付き纏わないな…」

クザンさんの言葉に軽く苦笑いを浮かべる様にして答えれば、ふとある一つの可能性が思い浮かんだ。しかしそれを口にしたりすると、余計にそのフラグが立つと思い取り敢えず考えない事にした

「…トラファルガー、ロシナンテさん
感動の再会の所悪いですが…話もあるので、いいですかね」

あれ、そういえばコラさんはロシナンテって名前で呼ばれるの嫌い的な設定あった気がするけどまぁいいか

「嗚呼、ごめんな」

「…すまない、取り乱した」

取り乱したっつーか…いや、言わない方がいいか。軽く鼻声のトラファルガーの事は無視して、二人にはリビングに来て貰った

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贔屓ではない。ただちょっと遊びたかっただけ(言い訳)