其ノ拾参 ページ15
※七、八巻借りて読んだだけなのでめちゃくちゃ捏造してます。気を付けて
今日はまた任務。
どうやら炎柱の煉獄さんと"無限列車"というものに乗るらしい。
その列車では人が消えているとか。
なので煉獄さんと私がこの列車に任務として乗ることになった。
煉獄さんを探そうと彷徨いていたら、煉獄さんがあの時の隊士と、金髪の隊士、そして猪の被り物を被った隊士と話をしていた。
『煉獄さん』
私はそう煉獄さんに呼びかける。
「うむ!狩斬葉か!君もこの列車に任務としてきたのだな」
煉獄さんが私に気付き、声を掛けると金髪の隊士が「は?何この人?めっちゃ可愛いじゃん。え?結婚して?」と意味の分からない事を言ってきたが無視した。
被り物を被った隊士は「なんだコイツ!強いのか?」と言っている。
あの時の隊士は私が柱合会議にいた柱だと認識しているようだ。
私は煉獄さんに促され、向かいの席に座らせてもらう事にした。
どうやら煉獄さん達は竈門隊士の"ヒノカミ神楽"とやらについて話していたそう。日の呼吸なら知ってはいるけど。
「狩斬葉はヒノカミ神楽については知っているか?」
『いえ』
「そうですか…」
そう言って落ち込む竈門隊士。すると竈門隊士は何か思い付いたようにぱっと顔を上げ、言葉を発した。
「あの、幸柱さんってどんな人だったんですか?」
竈門隊士が発した言葉にドクンと全身が波打つ。その途端彼女が私に見せた最期の姿が忽然と私の脳内を掻き乱した。
何故あの人の事を知っている?その疑問が思い浮かぶ。
『……何故騙呉さんの事を知っているのですか?』
きっと私の声は震えている。鈴を転がすまで綺麗ではない、錆びた汚い音。
「幸柱さんが、俺達を見舞いに来てくれたんです。そして、禰豆子のことも認めてくれて。そんな幸柱さんのことが気になって。少ししか話せませんでしたし…」
なるほど。確かに納得出来る。
すると煉獄さんが口を開いた。
「そうだな。騙呉は人一倍人を気遣えるやつだ。無愛想な反面人の変化にすぐ気付く。階級関係なく隊士の相談に乗っている所をみるな!」
そして、だが____
彼女は少し抱え込みすぎる所がある
と、付け足した。
その言葉に最期に彼女が見せた顔が思い出される。
人としての立派さ。儚さ。今にも逃げ出したくなる程の、悲しさで縁取られた、黒い真珠の瞳をしていた。その姿は儚いと言う言葉では表せない脆さを物語っていた。
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煮柚都(プロフ) - おk (2020年2月13日 23時) (レス) id: bf27443c25 (このIDを非表示/違反報告)
狐 兎 & 煮 柚 都(プロフ) - こっからとべるはず。 (2020年2月13日 20時) (レス) id: fbbc06fd8c (このIDを非表示/違反報告)
狐兎(プロフ) - よお。あのさ一応作ったよ。題名書いてないけど。題名は任せた。あと、作者の自己紹介。書いといてくだせぇ。注意も書き足したいことあったら書いてね。 (2020年2月13日 20時) (レス) id: 487b60512b (このIDを非表示/違反報告)
煮柚都(プロフ) - 雨歌さん» ありがとうございます!正直書いててそう思いました。はは (2020年1月27日 19時) (レス) id: bf27443c25 (このIDを非表示/違反報告)
雨歌 - 自分はここにいるから見失えませんけどねぇ。わからないですね。ははは。更新頑張ってください (2020年1月27日 16時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:煮柚都 | 作成日時:2020年1月7日 23時