感動なんて無いんだよ。【鬼滅の刃】

其ノ壱 ページ2

今日も皆さんが私に絡んで来ます。


初めまして、狩斬葉(かりざんは)Aです。


私には所詮感動、絶望と言う感情がありません。もちろん希望もです。


鬼殺隊に入る以上は感情はいらないと思っているのですが皆さんは違うのでしょうか？


私の階級は柱、という一番高い階級です。柱はとてもやる事が多いです。忙しい。


私は稲荷の呼吸という呼吸を使います。日の呼吸からの派生と言われています。


それを使い鬼を斬ります。鬼に情なんて掛けません。人を喰うものですから。


胡「あら、Aさん」


胡蝶さんです。私より一歳年下なのに柱になるなんて凄いと思います。背は高くありませんが、毒で鬼を殺す。凄いですね。


胡「Aさん。私と甘露寺さんで一緒に甘味処へ行きませんか？」


………この人は私に会う度に甘味処へ誘ってきます。何故でしょう？甘味なんて好きではないのです。毎回言っていると言うのに。


『いえ。結構です。私は甘味が好きではないので』


胡「………そうですか。それでは」


何故胡蝶さんは毎回私が断ると悲しい顔をするのでしょう。悲しさなんて持っていたら損です。捨てた方がいいんです。


鎹鴉「狩斬葉A。北北東の位置にて毎夜毎夜女が消えている。その位置に迎え。幸柱(さちばしら)と迎え」


『わかりました。幸柱さんと、ですね』


あの人とか………。


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