素晴らしい今日よ～黄～12 (ページ41)

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328-3　話の中身　満side ページ41

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満「りょう……」

エ「やから、お前は俺の掌の上に居ったんや。
　もう解放したるから、俺にも構うな」

満「亮！俺は……」

エ「はっきり言うと、うっとおしい。
　もうええやろ、十分遊んだったと思うで」

　そうは言ってても、
　表情はそう言ってなくて、
　すごく苦しそうに見える。

　もしかして、
　心にもない事を言ってるんやないか、
　そう思えて仕方がない。

満「でも、俺は」

亮「うるさいな。元々俺はそう言う馴れ合い好きやないし、
　フットサルにしても、俺は興味ないねん」

　俺の視線を避けるように行こうとするから、

満「亮、ごめん。亮はどうやったか知らんかったけど、
　俺は亮とフットサルするの楽しかった。
　休憩中にふざけ合うのも亮だけやったし、
　仕事はきつかったけど、
　フットサルで亮と会えるのが、それが嬉しかった。
　でも、それも迷惑やったんやな。
　ごめんな。俺なんも知らんと、
　亮に甘えっぱなしやった」

　後ろ姿に声をかけると、

エ「……別に。じゃあな。気いつけて帰れよ」

　それだけ返してきて、
　両手をポケットに入れたまま歩いて行く。