324-1 事情説明 ページ31
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一同を前にまず口を開いたのは、
辻「満、悪かった。どういう理由でも
手を出した俺が悪かった。すまん」
と、辻尾が思ったより素直に頭を下げる。
それには最初は戸惑っていた満も、
満「えっ、ああ、いえ、……もういいです。
その頭上げてもらっていいですか」
さっきの勢いなんて、お互いにどこにもなかった。
ジャ「ほな、それについては解決な。ほれ、握手せえよ」
そう言うと、辻尾の腕を掴んで満の前まで連れて行くと、
満の腕も掴んで強引に握らせた。
それには、二人ともこれと言って抵抗なく握りあってから、
辻「すまんかった」
満「いえ、こっちこそ、言葉が過ぎました。すみません」
二人とも穏やかな顔になったところで。
ジャ「よしっ。これで終わりや」
二人を元の所に戻して座らせると、
マ「なら、これからが本題や。今回のやり取りで、
それぞれ思ったことあるやろ、それ、言うてみ。
思ってることなんでもええ、
なんでって思ってることでも、不満でも。
ああ、これは聞いといて欲しい事もな。
適当に言うて行こうや。誰からとか関係なく。
それに対して答えられる奴が答える。
もちろん指名してもええからな。
俺はもう、こんないざこざ今後一切なくしたいねん。
そのための言い合いはいくらでもした方がええと思うから」
無礼講やで。って付け加えたマック。
それに頷く面々。
ガ「まず。俺からええかな？」
どいう風が吹いたかは不明やけど、
ガムが最初に口を開いた。
その場にいた全員がガムを見ると、
ガムはゆっくりと頷いた。
ガ「ごめんな、俺、アホやし、
今回もこれまでもホンマはよう分かってへんねん。
どこでどう間違ったんかとか、どこからが悪かったんかとか、
まずはさ、エースが巻き込まれたんって、いつからやったん？
巻き込まれたって言い方は悪いかもしれへんけど、
俺にはエースが好き好んで買ったとは思われへんねん。
何から始まったん？」
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作者名：にと | 作成日時：2018年11月24日 23時
