素晴らしい今日よ～黄～12 (ページ19)

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317-1　最新の食事事情（過去話あり）　エースside ページ19

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　その後、何度あの管を入れられたか、
　数えてないから覚えてないとかじゃなく、
　数えられへん程何回もされた。

　それは、この状況を組長自らが楽しむために、
　俺が食べるって言うても、
　強制的に繰り返されたんやった。

　それも、そういう時は必ずと言っていい程、
　そういうプレイに発展してたし、
　最悪同時なんてのも、
　組長がこの行為に飽きるまで普通にヤってたな。

　食事に嫌悪感を抱くきっかけは、
　これしか思いつかん。

　食べるのも、下手したら吐かされるってのも、
　俺の中でそういう行為と結びつくようになっていた。

　口に入れるってのは、
　それが何であっても、
　今でも嫌気がさす。

　食事に興味がないのではなくて、
　俺にとって拷問やねんて。

　誰にも言うてないけどな、
　言う気もないし。

　ジョニーやジャッキーの料理は、美味い。

　はずやねん、
　そう言い聞かせて口に入れてんねん。

　でも、正直……いや、生きるためやしな。
　みんなには嫌われたないし、
　不味いとか食われへんとか言うたら、気を遣わせるし、
　なにより嫌がったら嫌われそうや。

　せめて、……仲間にだけは嫌われたくない。

　それでも、やっぱり無理なものはあって、
　ここに帰ってきて初めて見た時に体が受付けへんかった物は、
　次からは俺の目に入らんようにしてくれる。

　そういう優しい奴らやで、
　俺の仲間はそういう気の利く奴らやねん。

　なのに、
　これは言われへん。