406-2 仕掛け人 ： no・side ページ40
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す「みんなって？ 松野先生だけやなくて、他の先生ってこと？」
不思議そうに見る目は一人やなくて、
亮「おん。看護師さん達と病室の人も、
それにリハビリの先生や、
昨日検査してくれた人等みんな」
には、
みんなが『きょとん』とした顔してて、
伝わらんかったんかなって、
亮「家族以外で話した人全員。
やってこれ検査しながらのリハビリしてる時、
部屋で先生に直接言うたもん。
面会に来てた人も聞いてたと思う。
そこには看護師さんや他の先生も居ったで？」
言い直したら、
「･･････」
誰からも発言なし。
『やっぱ、俺の言い方では伝わらんかったんかな？』
とでも言いそう。
亮「もう一回、言うた方がええ？
どう言うたらええか、よう分からんけど」
そこまで言うたら、
信「それ、病棟中･･････みたいなもんちゃうの？」
それを言うた視線の先には、裕。
裕「それ程なのに、なんで俺の 耳に入ってこんの？」
情けないって顔する裕。
そこに追い打ちかけるかのように、
亮「まあ、『黙っといてな』とは言うといた。
でも、こんなに上手くいくなんて思わんかったけど。
後でみんなに報告とお礼しとかんとな」
笑いながら言うたら、
信「アホか！」
す「そういう問題ちゃうわ！」
忠「こんなん、俺らの心臓に悪いわ」
驚きが隠せない三人と、
�蓮峇鬚靴垢�て、責める言葉がない」
裕「なに言うてんねん、責めてるんちゃうわ」
呆れた言い合いしてるんと、
章「そうや、こんな時は『どっきり大成功！』やろ」
訳の分からんこと言い出す奴。
全ー亮・章「それもちゃう！ ありがとう！ や！」
亮「ええ？ どっきりされて、嬉しいん？ 俺、嫌や！」
こ、ここにも居った･･････抜けてる奴が。
す「仕掛けた本人が何言うてんねん」
信「お前もか、そこちゃうわ！」バシッ！
す「痛っいやろ、何やねん！」
いつまでも続きそうな雰囲気に、
裕「そこまでにしとき、ここ病院。それに話ずれてるし」
あっさりと切り捨てて、
亮に向きを変える。
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作者名：にと | 作成日時：2017年8月19日 21時
