348-1 腰 ： 裕side ページ18
.
この一言で、
今までの空気が一変する。
みんなの嬉しそうだった顔が、
ちょっとばかり緊張したものに変わる。
裕「隆平、どうかしたんか？ そう言えば、なんでここに居るん？
俺、入学後の検診か何かかと思ったんやけど、違うん？」
最近の病院には学校や職場での検診や何かが重なってて、
意外にも若者の姿をよく見かける。
だから隆平が居るのもそういうもんやって勝手に考えてたんやけど、
どうも違うみたいやな？
何より、隆平と刈谷君の顔がそれを物語ってる。
裕「何も、尋問してるんちゃうで？ 気になるやんか、
どうもなかったんならそれでええし。
そうやないんなら、そう言えば腰って言うてたよな？」
さっきはそこまで気にせんとスルーしてもうたけど、
そんなこと言うてたと思い直して訊いた。
刈「腰、ホンマに大丈夫やんな？」
改めて確認されて、
�蓮屬�ん、大丈夫です。痛みがある間は無理は出来ないけど、
それでもじっとしとくのはアカンって。
なんか腹筋と背筋の筋肉のバランスが悪くて、
腰に負担がかかってるらしいので、
それをバランス良く筋肉をつけていくらしいです。
一応メニュー貰って来ましたし、
それを参考に週一くらいで病院に来てって言われました」
いかにもそう言われたんやろなって言い方で伝えてる。
刈「週一で通うんやな」
�蓮屬呂ぁ�その間は自分で体操してって、こんな本くれました」
そう言うて手にしてたのは、
刈・亮・裕「「「 腰痛体操？ 」」」
348-2 腰 ： 裕side→←347 記録 ： 隆平side
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 99人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：にと | 作成日時：2017年4月15日 22時
