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90 楽しみなのは ： 章大side ページ27
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部屋に戻ってすぐに先生たちが何人か来てくれて、
その中に主治医の広沢先生がいた。
消毒してくれたり、いろんな話をしてくれて、
あまりにも多い先生たちに緊張してた僕が、ちょっと笑えるようになった。
章「いっったぁ！」
というと、
広「笑うと痛くなるよ。って言ってなかったかぁ」
って頭を撫でてくれて、
章「早く言ってよ！」
っむくれてたら、
広「ごめん、ごめん。ま、これからは気を付けてね」
やって。
もう、僕ホンマに痛かったんやから。
でも、傷もきれいやし調子はいいよって言ってくれたから、嬉しかった。
明日から普通のご飯に変わるからって言われた時は、ほっとしたな。
だって、美味しくないねんもん。
早く帰って信兄やタツ兄のご飯が食べたい。
って改めて思った。
それからは気が付いたらお昼になってて、
学校行ってた三人も帰ってきて、一緒に食堂行った。
完食。
もっと食べたいって思うほどやった。
食べ終わってから気が付いた。亮の姿がない。
僕が周りを見渡してたら、
要「どうしたん？ 食べ終わったし、帰ろ？」
って言われて、
章「おん、……あのさ、亮来てないねんな？」
進「ああ、来てる方が珍しいで、な？」
直「うん。いつも部屋ちゃうかな？ 亮君基本安静やし、歩いてる方が珍しいもん」
三人が頷く。
章「なんで、知ってんの？」
91-1 お昼寝 ： 章大side→←89 パジャマ ： 章大side
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作者名：にと | 作成日時：2016年6月28日 15時
