87 同じ？ ： 章大side ページ24
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食堂に行くころには、同室の子とは仲良くなってて、
一緒に食べに行ったんやけど、そこで初めて病院の亮を見た。
顔色は気にならんかったけど、
点滴台を押してて、しかも一個だけやなくて、
一緒に何個かが付いてて、びっくりした。
僕もさっきまでついてたけど、動きにくいし、
いちいち面倒くさかった。
早よ外してって思ってたのに、
亮はずっとしてるんかなって思って、
大変やなとは思ったけど口にはせんかった。
というか、話しにも行かんかった。
あっちは来たいみたいに見えたけど、
こっちが忙しそうにしてたら、来なかった。
いつもの家で見る亮とは印象が違う。
ただ、周りには必ず人が群がってるのは同じかも、
一人で孤立してる感じはない。
慣れない環境にいる僕とは違って、慣れた環境でそこに馴染んでいる。
そんな亮を見ると、苛ついてきて慌ただしく部屋に戻った。
部屋に帰ると要君が寄って来てた。
要「どうしたの？ そんな慌てて、傷が痛くなるよ」
って、心配顔で覗き込んだ。
章「ありがとう。大丈夫、ちょっと疲れただけ」
と言うと、
要「そっか、じゃあ、少し寝るといいよ。カーテン閉めとくね」
って、ベッドを囲むようにあるカーテンを引いてくれた。
本当は疲れたんやない。
なんか……悔しかった。
余裕に見える亮が、
この生活に慣れてる亮が……。
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作者より
更新が滞ってしまった感がありますが、読みに来てくださってありがとうございます。
現在内容があんまり進んでないように思いますが、
これからちょっとずつですが進んでいきますので、お気を長く見捨てずにお待ちいただけると
大変嬉しいです。
気付かない間に、こんなにたくさんの方にお気に入りと登録していただきありがとうございます。
また、評価してくださった方々本当にありがとうございます。
お気に入り作者にも登録していただいた方、本当に、本当にありがとうございます。
嬉しい限りです。頑張ります！
まだまだこれからですが、よろしくお願いします。
20116.7.7
(今日は七夕。天気は快晴。でも、地上が明るいのか、思ったより天の川が……な状態です。
みなさんのところでは、どんな七夕ですか？)
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作者名：にと | 作成日時：2016年6月28日 15時
