街中にて ページ4
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街中を歩いていると
よく声をかけられる。
「よう！Aちゃん、
仕事手伝ってくれてありがとよ！！」
「Aちゃん！Aちゃん！
アンタのおかげで大繁盛だよー！！
ありがとうね！」
「Aお姉ちゃん！
また遊ぼうよー！！」
「猫ちゃん連れて来てー！！」
軽くお辞儀をしたり、
手を振ったり忙しいなぁ。
でも、
人助けは嫌いじゃない。
寧ろ大好きな方だ。
「Aちゃん、悪いんだけどねぇ…」
『どうしたの？
蜜屋のおばあちゃん。』
「おはぎを作るのが間に合わないから
手伝ってくれないかねぇ？」
シワシワになったおばあちゃんの手を
優しく握る。
よし、頑張ろう！
「分かったよ！私に任せてね！」
一つずつ丁寧におはぎを
作っていく、
その間にもどんどん無くなっていく。
なんせここの蜜屋という
甘味処はおはぎが
とても有名なのだ！
作っても作っても
すぐに無くなっていく。
『はー…疲れたー。
おばあちゃん、ひと段落だね！』
「Aちゃん、ありがとうねぇ。
お礼にこのおはぎ持って行ってね。」
げっ、おはぎ苦手だった！
蜜璃さんか実弥に食べてもらおうかな？
『こんなに貰っちゃっていいの！？
おばあちゃんありがとうー！！』
優しくて大好きな蜜屋のおばあちゃん。
このおはぎは無駄にはさせない！
帰路の途中の事であった。
あ、鬼の気配がする…。
私は荷物を置いて周りを見渡した。
ザッ！と草むらから出て来た鬼、
攻撃をかわして距離を取る。
大量のおはぎを持っているから
最小限の動きしか出来ない。
それでも楽勝だった。
「そんなにソレが大事か？」
『お前には関係ないね。』
「踏み散らかして、
お前を食ってや【スッー・・・】うぐぅあ！？」
鞘から刀を抜いてすぐ、
辻斬りで仕留めてやった。
技を使うまでも無いよね…。
『じゃあ、
時間がないからさよなら。』
そう言って散りゆく鬼に
背を向けて走り出した。
行き着く場所は、
みんながよく集まる産屋敷だ。
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soruto - オリフラなかったら、素直に凄いと言えたのに!!!外さないと叩かれるんで、気をつけて！と言うか、2り共好きだったんで、メチャクソ嬉しいです!!! (2020年2月13日 21時) (
レス) id: a1a86ad9f2 (このIDを非表示/違反報告)
なは - オリフラを外してください (2019年10月30日 14時) (レス) id: bf8e986980 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もな子 | 作成日時：2019年10月30日 0時
