37話 ページ38
しのぶside
御館様から席を外して欲しいと言われ、そのまま本部を出て蝶屋敷に帰った。怪我を負った彼を診なくては行けない為急いだ。
しのぶ「アオイ、戻りました、どんな感じですか?」
アオイ「しのぶ様、かなりの骨が折れているので…」
しのぶ「どうかしましたか?」
アオイ「いえ、本当に如月さんがこんなことをしたのか信じられなくて」
アオイは包帯を巻きながら言葉を紡ぐ。
しのぶ「…そうですね…この方からも話が聞きたいんですが」
しのぶは何処と無く元気がないように感じた。
アオイ「どうかしましたか?」
しのぶ「如月さん、斬首する事になったんです…」
アオイ「え?」
アオイは持っていた包帯を落とし、動揺が隠せなかった。
しのぶ「…目を覚ますといいんですが」
しのぶがそう願うと、それが叶ったのか、隆一はゆっくりと目を開けた。
隆一「…ここは…」
しのぶ「蝶屋敷です、大丈夫ですか?」
しのぶはいつもの笑顔で問いかける。
隆一「あ、そっか、って痛っ」
しのぶ「あまり動かないでください、治療の途中ですので」
隆一「すみません」
しのぶ「アオイ、やりましょう」
アオイ「はい」
隆一「そういば、彼奴はどこ行ったんですか?」
しのぶ「彼奴とは如月さんのことですか?」
隆一「そうですよ」
しのぶ「それは」
しのぶの言葉を遮るかのようにしのぶの鴉が飛んできた。
鴉「カァァア、如月A、死亡、カァァア」
しのぶ「え」
アオイ「そんな」
隆一「なんで?」
隆一は話が理解出来なかった。
鴉「如月Aカラ手紙ダ、カァァア」
しのぶに手紙を渡し、飛んで行った。しのぶは手紙を見ると、涙を流した。
しのぶ「如月さん…」
隆一「しのぶさん、なんで彼奴死んだんですか」
しのぶは読んでいた手紙を閉じ隆一と目を合わせる。
しのぶ「如月さんは貴方を殴り骨を折るなど重症を負わせました、立派な隊立違反です、それで…裁かれたんです…」
しのぶは涙を目に浮かべながら話す。それを見た隆一は起きた事を話し始めた。
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天霧(プロフ) - 夢主さんついに柱か。ド派手に行くぜぇ!次の更新待ってます。う〜ん。お互い言葉にするのは難しいことなんですね。早く、再開することを願っています。まだ炭治郎は出てきてないですよね? (2022年2月2日 8時) (レス) @page40 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
にーと。(プロフ) - 天霧さん» いつもありがとうございます!!頑張って進めていきます! (2022年2月2日 0時) (レス) id: 630a045248 (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - 次の更新が楽しみです! (2022年1月31日 16時) (レス) @page36 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - 更新お疲れ様です。とても面白かったです。夢主さんをどうか穏便に済ませて欲しいです御館様。次の更新待ってます! (2022年1月28日 9時) (レス) @page34 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - とても面白かったです。続きが気になります。更新頑張ってください応援してます (2021年11月20日 9時) (レス) @page21 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にーと。 | 作成日時:2021年11月11日 0時