検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:60,906 hit

80.日常 ページ32

放課後。
体育館へ入ると、いきなり呼ばれた。

『こんにちはー。』

及「Aちゃん!」

『はい?』

及「今日、調理実習あったよね?」

『なんで知ってるんですか…。』

及「Aちゃんのクラスの子がくれた!」

『よかったですね。』

及「違くて!」

『なんですか?』

花「Aのは?」

『え?』

及「ちょーだい。」

岩「及川にやるぐらいなら、俺にくれ。」

花「いや、俺に。」

松「いやいや、俺でしょ。」

相変わらず…

『ありませんよ。』

及「なんで!」

『もう、あげちゃいました。』

岩「は?」

及「なんで?!」

花「男子に?」

松「誰に?」


『いっぺんに聞かないでください。』

1個しか余分がないから、あげる人は決まっていた。

『なんで、は1個しかなかったから。男子か、はそうですね。紛う事なき男子です。』

及「で、誰にあげたの?!」

『名前言ったら、その人に迷惑かけそうなので黙っておきます。』

松「迷惑なんてかけないよ?誰?」

『言いませんよ。』

岩「誰だ?」

…岩泉さんを出すとは卑怯な!でも…

『言いません。』

私は勝った!

ーガラッー

金「ちーっす!!…あ、A!さっきのありがとな。うまかった!」

「「「「…。」」」」

金「えっ?」

『勇太郎、睨むのやめてください。』

花「…金田一にあげたの?」

『そーですよ。』

及「なんで!」

『なんでって、英とは一緒に作ったからいらないだろーし、だったら仲良しの勇太郎にあげる選択しかないです。』

花「俺たちは!」

『1つしかないんですよ。誰かにあげたら、誰かがうるさ…んんっ、不公平じゃないですか。』

松「ほぼ…ってか言ってるから。うるさいって。」

『すみません。正直で。あと、迷惑かけないでくださいね。』

この後の練習で、勇太郎はサーブ狙われまくってた。ごめん。でも、勇太郎のタイミングも悪い。


私の日常…気遣いが水の泡。

81.日常→←79.日常



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (86 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
300人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 青葉城西 , HQ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

モビー(プロフ) - はるさん» 初めまして。コメントありがとうございます。最近は妄想を文字に起こすのが面倒だったのですが、そう言って頂けると励みになります。 (2020年3月12日 10時) (レス) id: 227a043625 (このIDを非表示/違反報告)
はる - すっごくおもしろかったです。続きが気になります (2020年3月11日 19時) (レス) id: 3b53456bfe (このIDを非表示/違反報告)
モビー(プロフ) - 人形師さん» 初めまして。コメントありがとうございます。とても励みになります! (2020年1月15日 18時) (レス) id: 227a043625 (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いですツボにはまりました!続きが気になります。応援してます!! (2020年1月15日 10時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:モビー | 作成日時:2020年1月13日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。