日常2【青城】【ハイキュー】

51.日常 ページ3

放課後。
呼び出し、再び。
と、言っても今度は男子。下駄箱に手紙入ってた。

［伝えたい事があります。放課後、体育館裏まで来てください。待ってます。2年佐藤］

うーん。誰。バレー部に佐藤さんなんていないし。
とりあえず、英に部活遅れる事を伝えて体育館裏へ向かう。

「来てくれてありがとう。急に呼び出したりしてごめんね。」

やっぱり知らない人だ。

「あの、もうわかってるとは思うんだけど、山田さんの事が好きです！」

おー。初めて告白された。

『えーっと…』

「いや、あの、付き合ってほしいとかじゃないんだ。ただ気持ちを伝えたかっただけなんだ。ちゃんとわかってるから。」

『わかってるって？』

「え？山田さんがバレー部の誰かと付き合ってるって事。」

『え？』

「バレー部の奴らに聞いても皆はぐらかすから、誰かまではわからないけど、有名な話だよ。」

待って。なにそれ。いつ、誰と、付き合ってんの私。

『それ、デマ…』

及「はーい。そこまでー。」

後ろから口を塞がれた。

「及川先輩？！」

花「俺らもいるよー。」

なんで。

松「なーにしてるのかなー？」

「あの、その、ちゃんとわかってますから！」

及「そう。だったら、余計な事しないよーにね。」

「し、失礼します！」

行ってしまった…。待って置いて行かないで。この人達オーラ怖いんだけど。

及「はぁ。まったく。勝手にこんなところに来て。不用心だよ。」

『勝手にって。てゆーか、なんですか？私が誰かと付き合ってるって。初耳なんですけど。』

松「あー。それね。前に友達に聞かれて、全部曖昧に返事してたら、周りが勝手にそう思うようになったんだよ。」

花「そ。んで、バレー部のみんなで、このまま曖昧にしておこうってなった訳。」

なった訳って、どんな訳よ。



私の日常…初めての告白。

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